こんにちは、ロストマン(@the_lost_man77)です。
今回は百名山の中でも珍しい沢登りができる斜里岳を登ってきました。
前日に羅臼岳を登っていたのですが、天気が良い日が今日までだったので疲れていましたが気合を入れて登ってきました!
斜里岳とは
斜里岳(しゃりだけ)は北海道の知床半島にある火山。標高は1,547m。斜里岳道立自然公園に属し、日本百名山に選定されている。清里町の観光スポットの一つである。古くはアイヌ語でオンネヌプリ(年老いた山)と呼んでいた。シャリはアイヌ語「サㇼ(sar)」で「葦の生えた湿原」の意。山頂部は斜里岳、南斜里岳、西峰からなる。オホーツク富士、斜里富士とも呼ばれる。二等三角点名は「斜里岳」。火山の基底は直径約12km、山体比高950m。活動時期は約30万〜25万年前。中央火山は溶岩円頂丘。山頂には6個の爆裂火口がある。
出典:ウィキペディア(Wikipedia)
登山コース
清里コース
斜里岳の一般的なコースです。下二股で旧道コースと新道コースに分かれます。旧道コースでは渡渉と沢登りを繰り返していきます。新道コースでは下二股と尾根の間が急登ですが旧道コースに比べて危険度はないです。旧道と新道は上二股で合流して山頂を目指します。
総距離 | コースタイム | 標高差 | 日程 | 難易度 |
---|---|---|---|---|
約4.2㎞(5.0km) | 約4時間20分(3時間) | 861m | 日帰り | 中級 |
YAMAPから登山コースの地図をアプリにインストールしておきましょう。
登山時期
登山開始
前日に清岳荘の駐車場で車中泊しました。ここまではタクシーか車で運転しないと来れないので注意。
AM4:17 いざ、斜里岳山頂目指して出発!
いきなりコブのある木がお出迎え。
最初は長い砂利道を歩くことになります。
AM4:29 砂利道の先に大きな看板が出てきます。
ここから本格的な登山道になります。
草木が生い茂ってますがよく整備されています。
AM4:36 沢に出てくるので石飛びで渡渉することになります。とても滑りやすいので平たい石よりも先の尖った石の上の方が安定します。
沢沿いを歩いて行きますが
何度も渡渉することになり、流れが速い箇所もあるので注意です。
AM5:04 二股に到着。ここから沢登りをする旧道と尾根を歩く新道に分かれます。
往路はワイルドな沢登りを楽しみたいので旧道を行くことにします。
AM5:07 すぐに水蓮の滝が見えます。
進むにつれて流れが速く、足場がどんどん悪くなっていきます。
AM5:25 羽衣の滝に到着。これはどうやって登るんだ。
よく見たら脇にピンクテープがあったのでここから登るようです。両手で岩に這って落ちないよう慎重に。
よりワイルドな道になっていきます。
AM5:41 万丈の滝に到着。崩壊している泥の崖を登るのでかなり危ないです。
AM5:52 見晴の滝に到着。
チシマフウロ
至近距離で鳥が逃げなかったので撮れちゃいました。何という名前でしょうか気になりますね。
ここが一番の難所です。登る場所が濡れているのでしっかりと両手で岩を掴みながらでないと滑落します。
難所を登りきるとだいぶ楽になります。
AM6:16 上二股に到着。頂上と新道に分かれています。
ミヤマダイコンソウ
ガレ場を登っていきます。
AM6:39 見晴らしの良い場所に出てきます。
もう少しで頂上?頑張れ。
ハイマツの実
チングルマ
あの先が斜里岳の山頂です。斜里岳神社があるので登山の安全を祈願します。
斜里岳山頂
AM7:05 斜里岳山頂に到着。斜里町や清里町の北海道らしい平地を一望できます。誰もいないのでこの景色を独り占めです。
この花は何という名前なのか。
AM7:51 上二股に戻ってきました。旧道は帰りの方が滑落するリスクが高くなるので新道を使います。因みにトイレブース有りです。
竜神の池に寄り道します。
AM7:58 竜神の池に到着。自然が作り出した小さな池でした。その先の合流地点まで導くテープが見当たらず軽く道迷いになったので、来た道を戻って一安心。
稜線に出ると凄く気持ちが良いですね。
振り返ると先程いた山頂が遠くの方に見えます。
AM8:40 熊見峠に到着。ここからは展望が望めないです。
コケモモの実
AM9:12 二股に合流。ここまで泥と急登でした。
AM9:20 行きは気づかなかったのですが仙人洞を見つけました。ひんやりした空気が気持ち良い。
AM9:39 無事に下山できました。
注意点
- 登山口まではタクシーか車を運転しないと行けないです。また未塗装の砂利道が続くのでパンクに注意しましょう。
- 渡渉の回数が多ので飛び石に失敗して怪我をする恐れがあります。濡れた平たい石は滑りやすく、むしろ尖った石の方が滑らないのでトレッキングポールと一緒に使うことでより安定すると思います。
- もし渡渉に失敗して靴が濡れたら、川の中を歩いた方が滑らないのでトレッキングポールを使いながら渡った方が良いかもしれないです。
- 旧道からはより水量が増え、急な泥の崖がありより滑りやすく危険になります。なので登りは旧道、下りは新道のルートを使った方が良いです。下りで旧道は絶対に辞めましょう。
- ピンクテープが所々ない場所があるので道迷いがあります。その際は来た道を戻りましょう。
斜里岳の周辺施設
最後に
斜里岳は渡渉や沢登りで兎に角落ちないようにワクワクビクビクしながら登っていたので、他とは違う登山が楽しめました。
今回の2日連続の登山で体力面が心配になったのですが、終わってみると全然大丈夫だったので体力もついたなという実感がありました。