【登山レポート】日本百名山 早池峰山【小田越コース】

日本百名山

こんにちは、ロストマン(@the_lost_man77)です。

岩手県にある標高1,917mの北上山地の最高峰である早池峰山は、約200種類の高山植物が生育し、種類の豊富さ、量ともに国内有数であることや固有品種が多いので日本百名山、新日本百名山、花の百名山、新・花の百名山にノミネートされるほど素晴らしい自然を感じることができる山です。

中でもアルプスに咲くエーデルワイスこと、ハヤチネウスユキソウと言われる固有種が白く美しく儚げな感じの花がこの山の見所となっています。

今回は早池峰山に登ってきたレポートを書いておきたいと思います。

山行データ

時期:2019年10月15日曇りのち晴れ
場所:岩手県宮古市江繋
登山スタイル:日帰りピストン
パーティ:単独
登山タイム:3時間53分
登山コース:小田越コース

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早池峰山とは

早池峰山(はやちねさん)は、岩手県にある標高1917mの山。北上山地の最高峰で日本百名山、新日本百名山、花の百名山、新・花の百名山及び一等三角点百名山[6]に選定されている。六角牛山、石上山と共に「遠野三山」と呼ばれる。山頂は宮古市、遠野市、花巻市の3つの市の境界となっている。

古くから早池峰ともいい、日本百名山にもその名で収録されている。

全山が超塩基性岩のかんらん岩や蛇紋岩でできているため、ハヤチネウスユキソウやナンブトラノオ、ナンブイヌナズナ、ナンブトウウチソウなどを代表とする、蛇紋岩地帯の植生であり、非常に狭い地域であるにもかかわらず山域の固有種率(亜種、変種を含む)が非常に高い。そのため高山植物の好きな人には憧れの山となっている(早池峰山と同様に蛇紋岩植物で名高い山域に北海道のアポイ岳や群馬県の尾瀬にそびえる至仏山などがある)。

出典:ウィキペディア(Wikipedia)

登山コース

小田越コース

小田越には立派な小田越山荘があるので前日入山し、早朝発ちたい。小田越バス停の眼の前から混交林を抜けると森林限界を抜けると視界が開けて、御門口と呼ばれる一合目に着く。ここから蛇紋岩の岩礫になり、高山植物もちらほらと見られてくる。ロープがはられているので、道を外さないように注意したい。急斜面の2段ハシゴ場を過ぎると稜線分岐に出る。山頂方向に行くと、御田植湯と呼ばれる小湿地の木道を通り、お花畑を過ぎると山頂はもう目の前。避難小屋や早池峰神社奥宮の建つ山頂の展望は格別で、北上山地の最高峰からは岩手山を始めとする奥羽山脈を望める。岩場の下りは慎重に進みたい。

出典:YAMAP
総距離コースタイム累積標高差日程難易度
5km上り2時間20分+下り1時間50分676m日帰り初級

YAMAPから登山コースの地図をアプリにインストールしておきましょう。

登山時期

早池峰山 登山時期画像
出典:日本百名山支援

登山開始

AM9:05 車が一台程しか通れない狭い道路を何kmも走りようやく早池峰総合休憩所に到着です。

山頂まで最短の小田越コースに向かう場合はこの反対側にある駐車場に車を止めて約30分歩いて登山口に向かいます。

駐車場から近い河原坊コースは落石で登山道が崩壊している為当分通行止めになっています。

小田越コースに向かう途中にある宮沢賢治の詩碑がります。

こんな感じで道路を歩いて行きます。

AM:9:36 小田越コースの登山口に着きました。

熊注意の看板はお約束ですね。

入口最初の方は木道があります。

AM9:52 三合目?なのでしょうか、石杭がありました。林道が続きます。

まだ登り始めたばかりですが早速トイレブース登場です。

AM10:01 樹林帯を抜けるとあとは山頂まで岩場になります。このてっぺんがきっと山頂のはず。この岩、蛇紋岩といって滑りやすいので注意が必要です。

赤い実がなっていました。ニシキギでしょうか。

これが早池峰山固有種のハヤチネウスユキソウです。少し時期が遅かったですが形として確認することができました。

急なガレ場をどんどん登ります。

疲れたときは後ろを振り向いてカッコイイ岩を見ながら休憩です。凄く絵になりますね。

上に近づくにつれ、ガレ場の岩も少しづつ大きくなっていきます。

やっと登りきったと思ったらニセピーク。おまけにガスってきたので、どこが山頂かわからずモチベーションが上がらない。

AM10:39 五合目に到着です。山頂まで残り1km。

ロープがでてきて一層険しい登りに。

極めつけは長い梯子。固定されているとはいえ、おっかないですね。

薄っすらと赤い屋根が見えます。あそこが山頂なのでもう少し。

AM11:10 稜線に出たので、山頂まで400mは楽勝。

山頂まで木道が敷いてあるのはありがたいです。

早池峰山頂避難小屋に到着です。結構立派な小屋だったんですね。トイレブースもあるので安心。

中は20人くらいは入れそうなスペースで綺麗な空間です。

ちなみに携帯トイレの販売もされていました。1個400円です。さぁ、山頂はすぐそこ。

早池峰山山頂

AM11:20 早池峰山山頂に着きました。登山口から2時間かからなかったので思ったより早いですね。

三角点にタッチ!

剣の形をした物が無数に設置されています。剣は山岳信仰や雨乞いのために山に奉納される神聖なものして考えられているそうです。

先程登ってきたルートを山頂から見ると岩が芸術的で美しいです。

登山口の反対側にあった薬師岳も望める大パノラマ。

帰りもここは慣れないのでつい身構えてしまいます。

下山中も景色が良いので楽しいです。

大地の裂け目のような岩の間を飛び越えて。

AM13:29 無事怪我なく下山完了です。

また駐車場に30分かけて戻ります。

帰り見た早池峰山は何度も振り返りたくなるような造形美を感じさせる山でした。

その後早池峰総合休憩所に行って山バッジを購入してきました。ここで販売されているバッジは管理人さんがデザインしていて、芸術家としても活動をされているそうですよ。

注意点

  • 河原坊コースは当分は通行止めになっています。
  • 蛇紋岩は滑りやすく、浮石で転倒する事故があるので注意して下さい。
  • 熊の目撃情報があるので熊鈴や熊スプレーの携帯をしてください。

早池峰山の周辺施設

最後に

岩が綺麗に角ばっていてまるで彫刻のような感じがしてとても芸術的な山に感じました。

また早池峰山には固有種のハヤチネウスユキソウが咲いていて10月に入っていたのにまだ形を保っていてくれてとても貴重なものが見れました。残念ながらナンブトラノオ、ナンブイヌナズナ等の他の固有種は見られませんでしたので、次回は花のシーズンにこれるようにしたいですね。

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