【レビュー】シングルバーナー人気No.1!PRIMUSのP-153ウルトラバーナー!

焚火台・バーナー

こんにちは、ロストマン(@the_lost_man77)です。

PRIMUS(プリムス)のP-153 ウルトラバーナーと言ったらキャンパーや登山者の間でよく使われているバーナーの定番と言えるベストセラー商品です。

今回は日本一周の自転車の旅やキャンプで4年程使ってみて、実際に良かった点や悪かった点などを紹介していきたいと思います。

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「P-153 ウルトラバーナー」の基本スペック

出典:PRIMUS
出典:PRIMUS

携帯性が良くコンパクトで軽量なボディでありながら、3600kcal/hと圧倒的なパワーを持っています。安定性の高い四本ゴトク、垂直に配置した点火装置により全体的にスマートなデザインです。ハイパワー、コンパクト、軽量と三拍子揃ったウルトラバーナーは、ハイキングから高所登山まで幅広く活躍します。

X字ゴトク
ナベ(コッヘル)を乗せてはじめてわかるのがX字ゴトクの防風性能です。コッヘルとX型グリッドにより、バーナーヘッドを4つに区切り、一つの区画が風で消えてしまっても他の区画は着火を保つように設計されています。コッヘルとX型グリッドで風の吹き抜けを無くしますので、効率よく調理が行えます。

出典:PRIMUS
出力4.2kW/3,600kcal/h(T型ガス使用時)
ガス消費量245g/h
燃焼時間約55分(IP-250タイプガス使用時)
ゴトク径大148mm/小90mm
収納サイズ7.5×8.8×3.0cm
本体重量116g
価格¥9,000(税抜) 圧電点火装置付

基本スペックは3,600kcal/hと他のバーナーを圧倒する高火力かつ軽量。

その代わりガスの消費量が大きいので250缶では1時間せずになくなってしまいますが、高火力なので仕方がないと言えるでしょう。

価格の税抜き9000円もこのスペックなら納得せざるおえないですね。

「P-153 ウルトラバーナー」 の詳細

P-153 ウルトラバーナーの内容物はバーナー本体と収納袋の2点です。

PRIMUS専用のガス缶とバーナーをガス漏れしないようにしっかりと接続します。

ゴトクをXの字になるように広げます。

ゴトクにケトルやコッヘルなど乗せるものに合わせてもう一段階広げることが出来ます。

バーナーの根元にあるガス栓の摘みを右に回します。

この時全開した状態で着火すると一気に大きな火が出て危険なので、少し開けておくだけで良いです。

ガスが出ている状態で親指の場所にある着火装置のスイッチを押します。

青い火が出ていればOKです。明るい場所では火の色がわからない時があるので、その場合は手を少し近づけて熱を感じて確認しましょう。

良かった点

高火力なので沸騰時間が早い

スペック情報では3,600kcal/hとなっているので450mlの水を沸かした時の時間を計ってみました。

結果は約3分で沸騰したので他のシングルバーナーやアルコールストーブに比べたらかなり早いです。

安定した4本のゴトク

他のシングルバーナーではゴトクが3本の場合がありますが、このウルトラバーナーは4本で構成され、接地面にギザギザの凹凸があるのでケトルやコッヘルの底面の凹凸に合わせて安定して置くことができます

五徳を折りたたみできる

ゴトクを折りたためるので展開させると他のシングルバーナーよりも広く、たたむと非常にコンパクトにすることができます。

付属している袋に入れればかさ張らずにスタッキングが可能なので登山にはもってこいのサイズ感です。

消えないバーナーヘッド

X字ゴトクは一つの区画が風で消えてしまっても他の区画は着火を保つように設計されているので、そのまま調理を続行できてしまうのは心強いです。

悪かった点

風が強いと火力が安定しない

強風でも他の区間が着火するような仕組みとはいえ、火力が安定しないので熱効率が悪く調理に時間がかかってしまいます。SOTOのウィンドマスターのようにバーナーヘッドに風防がついていれば良かったかなという感じです。

音が大きい

高火力なのでとにかく音が大きいです。キャンプ場で昼間に使用するならまだいいのですが、夜の時間帯になるとうるさくて周りの迷惑にならないかと気にしてしまい、気軽に調理できないというのが少し残念だなと思います。

着火装置が壊れやすい

これは僕ではないのですが、友人も同じP-153ウルトラバーナーを所持していて、一緒に行った登山の昼休憩の時にお湯を沸かそうと着火装置をいじってもなかなかつかないのです。結局ライターをつかって着火させたので、もっていなかったらお昼なしでした。

僕のも着火が一発できないことがあるし、やはりネットでも壊れたという報告があるほどです。公式でも着火装置が単体で売っているので消耗品ということなのでしょうか。ライターは万が一の為に持っておいた方が良いです。

ネジがゆるみやすい

着火装置のネジが3~5回の使用でどんどん緩くなってガタガタすることがあります。もし調理中に崩れたり、知らない間にネジがどこかに行ったら困ります。気になる方はゆるみ防止用の嫌気性接着剤を塗って対策した方が良いかもしれません。

ガス缶が手に入りにくい

これは自転車で日本一周していた時に感じていたことなのですが、登山用のシングルバーナーは気圧や温度変化の影響を受けにくくするためにOD(アウトドア)缶をしようするのですが、それが専門のショップにしか売っておらずCB(カセットボンベ)缶のようにコンビニやスーパーで手軽に購入できないので長期の旅行などでは不向きかなと思います。なくなりそうになったら計画的に入手するのはOD缶をしようするバーナー全般に言えることなので仕方がないでしょう。

このような人にオススメ!

  • 折り畳んでコンパクトに収納してどこにでも持って行きたい
  • 風に煽られても消えない火力の高いシングルバーナーで調理を手早く済ませたい
  • キャンプでも登山でもどちらでも使いたい

使用できるガス缶の種類

ここで余談ですがPRIMUSのバーナーを使う時には当然ガス缶が必要になってきます。基本的にはバーナーとガス缶は同じメーカーのものを使わなければいけないです。

PRIMUSから発売されているガス缶は環境に適した容量や成分がありますのでどのようなものがあるのか紹介します。

ノーマルガス

ノーマルガスは一般的な温かい春・夏の時期のキャンプや登山で使います。成分はブタンガス(ノルマンブタン65%、イソブタン35%)を使用しています。

容量は250、500gの2種類からです。

ハイパワーガス

ハイパワーガスはノーマルガスよりも気化促進効果が高く、寒冷地に対応しているのでオールシーズン使うことができます。成分はブタンガス約75%、プロパンガス約25%となっています。

容量は110、250、500gの3種類からです。

ウルトラガス

ウルトラガスというものも以前はあったそうですが、廃版になったようです。

因みに低温時、極寒地に使用できる最強のガスカートリッジで、気化温度-42℃のプロパンガスを30%、-11℃のイソブタンガスを70%混合しています。

冬季・高所専用で使用温度20℃以下で、20℃以上の場所で使用した場合は、高出力のため器具によっては正常に燃焼しない場合があります。

サポートアイテム

PRIMUS ガスカートリッジホルダー

ガス缶だけでは完全に平らな場所でないと安定がとれなかったですが、ガスカートリッジホルダーを装着すると地面の多少の凹凸でも安定がとれるようになります。

SOTO スライドガストーチ

着火装置が壊れた場合にガスの噴出口に直接ライターの火をつけて着火することになり危険です。ライターの火と手の間に距離があるスライドガストーチを使えば安全に着火させることができます。

Etpark ウインドスクリーン

いくら高火力で強風でも火が出続けられるとしても火力が安定しないので、熱伝導率が悪くなります。そもそも風が当たらないようにすれば良いことなのでウィンドスクリーンで風を防いでしまいましょう。

PRIMUS バーナー用電圧点火装置 [P-153用] 

着火装置が壊れたら、また新しいバーナーを9000円出して買うとなると相当な出費になります。

なんとPRIMUSは交換用の着火装置を販売しているので、ネジを外して取り付けるだけでまたバーナーが使えるようになります。

最後に

実際に4年間使ってみて高火力のおかげで風が強くても常に火が出てくれるので安心して調理できるのですごく頼りになります。

音がうるさかったり、着火装置がへたれてくるのは仕方がないことなのだと思いますし、それらデメリットを工夫して補ってしまえば長く使える良いバーナーではないでしょうか。

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