「夏と言えばキャンプ!」と連想する人も多いくらい、夏キャンプは屋外レジャーの定番です。
当然気温が高いので、快適に過ごす為にキャンプ道具は何を持って行くのかをきちんと用意してあげる必要があります。準備を怠ると暑さで体の不調や不快感、食材が悪くなったり、最悪の場合熱中症になる恐れもあるので注意したいですね。
今回は夏キャンプの必需品を紹介していきますので、よろしければ参考にしてみて下さい。
因みに熱中症予防の記事はこちら⇩
夏キャンプの必需品
夏キャンプを快適に過ごすための必需品は次の通りです⇩
では必需品を詳しく見ていきましょう。
テント
夏キャンプ用のテントは、主にフライーシートとインナーテントがセットの物を使うと良いです。
フライシートは耐水圧の高い「ナイロン素材」や焚き火の日に強い「ポリコットン素材」を用途に合わせて選びます。
インナーテントは、全体がメッシュタイプだと虫の侵入を防いだり、風通しが抜群なので夜でも快適に寝られます。
あとは、テントサイズは使用人数よりも、ワンサイズ大きいと比較的ゆったりと寝られるスペースが確保できますよ。
タープ
夏場の強い日差しや急な雨から防いでくれるタープは必要です。特に複数人でキャンプをする場合は、食事や休憩するスぺースは外に設けないといけないので必需品になります。
タープの下に入るだけで体感温度がぐっと下がって、とても快適に過ごせるので熱中症予防に役立ちます。
ペグ・ハンマー
テントやタープは地面にペグをハンマーでしっかりと打ち込んで、風が強くなった時でも倒れたり飛ばないようにする必要があります。
テントに付属する事もありますが、大抵はすぐに曲がったりしてしまうので、鋳造タイプの頑丈なペグがおすすめです。
寝袋
日中は熱いから夜寝る時は寝袋はいらないと思うかもしれませんが、実は夏キャンプにも必要です。
雨が降ったり、日が暮れると急に気温が下がって寒さを感じることがあります。特に山奥は昼と夜との寒暖差が激しいです。そんな時に寝袋を用意しておくだけで、寒さを凌いでくれます。
エアーマットレス
寝る時に地面が凸凹していていると、体が痛くて眠れません。こんな場合はエアーマットレスがあると、クッションの役割や空気が入っているのでひんやりして寝心地は大分良くなります。
テーブル・チェア
テーブルとチェアが備え付けのキャンプ場がありますが、基本的にはない場合がほとんどです。
食事や休憩を取るにはテーブルとチェアがないと、地面の凹凸で座ると痛いし、道具を置いても傾いたりと不便ですので、必需品となります。
キャンプ道具の中では大きい部類になるので、サイズや軽さ、持ち運びやすさのバランスを考慮して選びましょう。
ヘッドライト・ランタン
キャンプ場によっては街灯がない所もありますので、夜間はヘッドライトやランタンが必要になります。
ヘッドライトは両手が空くので、作業をしながらでも目の前を照らしてくれます。ランタンはサイト全体を照らす要となります。
できるだけ光量のある明るいヘッドライト・ランタンであれば、作業がしやすいのでおすすめです。
カセットコンロ・シングルバーナー
焚き火でも調理ができますが、雨が降るとできなくなる事や火力にムラがあり安定していないのが難点ですが、カセットコンロやシングルバーナーはいつでも安定して調理が可能。
キャンプ用のものであれば、少々お値段は高くなりますが火力や防風性、持ち運びやすさに優れているのでおすすめです。
意外と忘れがちになる燃料も忘れずに持っていきましょう。
調理器具
夏キャンプの醍醐味でもある料理をするには、一通り調理器具を揃えておかないといけません。
揃っていないと調理に時間がかかったり、下手をすれば食材を使わないまま持って帰ったりとグダグダなキャンプになりかねないです。
使わない調理器具を選んでおけば、持ち物がスッキリするので予め料理を決めておくと良いでしょう。
食器
料理を盛り付けたりする食器類はキャンプ用に使われているステンレスやアルミ、ホーロー、プラスチックなどの耐久性に優れた素材を使うと良いです。
複数人でキャンプする場合は、食器が足りなくなることがしばしばあるので余分に持って行くことをおすすめします。
食料
料理に必要な食材やそれらが購入できるスーパーを予め確認しておくと、スムーズに買い物ができ、余分な食材がでなくて済みます。
キャンプ場の近くに来たらスーパーを探せば大丈夫と思っていると、案外なかったりします。
また、夏は熱くて食材が痛みやすいので、予備としてカップラーメンなどのインスタント系を持っておくと食材がダメになった時食べれるし、次の日の朝食としても使えます。
ガストーチ
コンロや焚き火をする場合はガストーチがあると大変便利です。コンロは着火装置付きの物がほとんどですが、壊れることがよくあるので着火源として使えます。
また、焚き火ではファイアースターターで一火花を出しても湿気でなかなか燃えない事もよくありますので、焚き付け用に使うことができます。
手袋
料理やBBQ、焚き火などの火を取り扱う場面では火傷しないために手袋は必要不可欠です。軍手でも代用できますが、より分厚くて熱を通しづらい革製の手袋がおすすめ。
レインウェア
山の天気は変わりやすいので、急な天候が悪化して雨が降ることもよくあります。雨が降って濡れると体調を崩しやすくなるのでレインウェアは必要です。
また、夏だと思って油断していたら気温が下がって肌寒さを感じることもあるので、防寒着としても持っておきましょう。
長袖長ズボン
夏場だからといっても、常に気温が高いとは限りません。日中と夜の寒暖差が激しい山奥のキャンプ場では、思ったよりも肌寒さを感じることもありますので長袖長ズボンは必要です。
着替え・タオル
夏場は気温が高く、汗を大量にかいて服が濡れてしまいますので、着替えとタオルは必需品です。
汗をかいたままだとベタベタ感や乾いた時に臭いのもとになり不快感が続きます。なるべくタオルで汗を拭きとるようにして、一通り汗をかく作業が終わったら代わりの服に着替えてしまいましょう。
最近では冷感タオルと言われる、水に濡らせばヒンヤリと冷たさを感じて体温を下げるタオルもありますのでおすすめです。
帽子
テントやタープの設営中や屋外で遊んだり、出歩く場合は直射日光を浴びてしまうので、帽子が必要になります。熱や湿気が籠って蒸れないように通気性の良いものや、つばが全体にあるものだと正面だけでなく、首元も陰で隠れるのでおすすめです。
日焼け止めクリーム
夏キャンプでは日光に当たることが多いので、日焼け止めクリームを塗っておきましょう。
日光を浴び続けるとやけどして肌がヒリヒリと痛みを感じたり、紫外線を含んでいるのでそばかすやシミの原因にもなります。
虫除けグッズ
夏場のキャンプは虫が一番活動する時期なので、虫よけグッズが必要です。
キャンプ場では蚊、蛾、蟻、蜂、アブ、ブヨ、ムカデ、ダニが刺したり噛んだりしてきます。中には毒を持っている虫もいますので、最悪アナフィラキシーショックにより死亡することもあり、細心の注意をしないといけません。
また、虫ではないですがヤマビルもいつの間にか吸血されているのでこちらも注意しましょう。
虫よけグッズは蚊取り線香・虫除けスプレー・虫よけキャンドル・モスキートランタン・UV光源誘引式蚊取り器などがありますので、忘れずに持っていきましょう。
ファーストエイドキット
夏キャンプでは人の少ない山奥に行くことが多いので、当然病院やドラッグストアが近くにないこともあります。そうなると怪我や体調不良になった場合は、自分達で最低限の応急処置ができないといけません。ファーストエイドキットを常に持ち歩くようにして、消毒液や絆創膏、ポイズンリムーバー、薬などを用意しておき、いつでも対応できるようにしておきましょう。
氷・保冷剤
夏場は気温が高いので食材が傷みやすいです。その為、クーラーボックスに氷や保冷剤は必ず入れなければならず、食材を冷やして鮮度を保つことが大切になります。
スーパーで無料で氷を貰える所もありますが、長時間保冷力を保ちたい場合は大型の保冷剤を何個か入れておくことをおすすめします。
クーラーボックス
食材を一定の温度で保つことができるクーラーボックスは夏キャンプには必需品です。
氷や保冷剤を入れておくことで、ボックス内は常に冷たい状態で食材を痛めずに済みます。
爽快感のあるキンキンのビールを作っておく為にもクラーボックス×氷・保冷剤の組み合わせは欠かせません。
扇風機
キャンプの日によっては風が全く吹かず、厳しい暑さになる時があるので、少しでも涼む為には扇風機が必要になります。
キャンプサイトの好きな場所に設置して風を送ってくれる充電式の扇風機は、持ち運びができるのでおすすめです。
あると便利な持ち物
ここからは必需品ではないけども、あると便利な持ち物を紹介します。
ポータブル電源
キャンプ場には電源が使える施設・設備もありますが、ないキャンプ場がほとんどなので、スマホ、パソコン、扇風機、ミニ冷蔵庫、炊飯器、IHクッキングヒーターなどの家電製品を使ったキャンプをするにはポータブル電源を持っておくと大変便利です。
キャンプに限らず、車中泊をする時や災害が起きた時に緊急用の電源としても確保できるので、もしもの為に持っておくと安心感があります。
ソーラーパネル
ポータブル電源とセットで持っておきたいのがソーラーパネルです。
消費電力が大きい家電製品はあっという間にポータブル電源のバッテリー残量が0%になります。
そのような場合、ソーラーパネルを日光に当てれば電気が発生するので、ポータブル電源に繋げて充電することが可能です。
こちらもポータブル電源同様に災害時によって停電が起きた場合、とても役立ちますので防災用としても持っておくと安心できます。
夏キャンプの暑さ対策と虫対策のまとめ
夏キャンプは他の季節と違って日差しが強く、気温も高いのが特徴です。
少しの作業や日に当たっているだけでも汗を沢山かいたり、日焼けして夏バテや熱中症になる危険性もありますのでよく注意しなければいけません。
まずキャンプ場に行く前に事前に日焼け止めクリームや虫よけスプレーを塗っておきましょう。
キャンプで使う食材の買い物では、飲み物や氷を多めに買っていきます。
着いたら、テントとタープは虫が多い雑草の生い茂っている場所は避けながら設営して、日陰となるスペースを確保して下さい。
常に飲み物の補給や涼しい場所にいることを心がけて、体温が上がらないように気を付けながら行動しましょう。
最後に
暑さとの戦いである夏キャンプでもきちんと必需品を持って対策をすれば、ソロやグループでも快適で楽しい時間を過ごすことができます。
より快適さを追求するなら家電製品の導入をしてみると、作業が楽になり時間短縮も可能です。
暑さ以外にも虫や怪我にも十分に気を付けて思い出に残る楽しいキャンプをして下さいね。