キャンプ中の熱中症に気を付けよう!熱中症予防とアイテムを紹介

キャンプ関連

こんにちは、ロストマン(@the_lost_man77)です。

キャンプをする人が最も活気ずくシーズンが夏ですね。

友人や家族とビールを飲みながらバーベキューを満喫したり、子供やペットと一緒に水遊びを楽しむような夏の思い出作りにはかかせないイベントであることは間違いないでしょう。

ただ、最近の日本の夏は異様な暑さに見舞われ、気温35℃以上になる地域も全国では当たり前になりました。そんな夏の暑い時期に気を付けたいのが「熱中症」。外出自体が命の危険になることもあり得るので、きちんとした暑さ対策をしなければいけません。

今回はキャンプ中の熱中症予防とアイテムを紹介していきます。

因みに夏キャンプの必需品をまとめた記事はこちら⇩

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日本の夏は暑すぎる!

日本の夏は言うまでもなく、世界でも屈指の高温多湿な地域です。

観測史上初」の言葉を幾度となく更新し続ける我が国日本では照りつける強い日差しと湿気によって天然のサウナ状態で、気温35℃以上になる地域も全国で多発し、さらには気温が40℃を超える「災害級と言われる地域まで出るようになりました。外に出ているだけでもクラクラしていつ「熱中症」で倒れてもおかしくない暑さです。

熱帯地域に住んでいるアフリカの先住民族のマサイ族ですら日本の夏は暑すぎると言うくらいですからね。

「熱中症」とは

高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節 機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。

屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、 救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。

出典:厚生労働省
出典:気象庁

上記画像の気象庁の日本の夏の平均気温を見てみると年々上昇傾向にあり、日本での夏のキャンプは年々過酷さが高まっているので油断してはいけない状態になっていることがわかります。

熱中症の患者数と死亡事故数

出典:総務省

上記画像は少し古データになりますが平成26年~令和2年の5月と6月~9月までの熱中症の救急搬送数と死亡者数の年別調査データになります。

救急搬送される人数は一時的に物凄く増えた年がありますが、全体的に見てもと増加傾向に見られます。死亡数も連動して増加傾向にあることがわかります。

ただこれを見た限り救急搬送される人数の割りには死亡者数は思ったよりも多くないと思って安心するかもしれませんが、熱中症は運が悪いと後遺症を引き起こす可能性もありますので注意して下さい

熱中症の後遺症
  • 中枢神経障害
  • 高次脳機能障害
  • 嚥下障害
  • 小脳失調
  • 失語
  • 歩行障害
  • パーキンソン症候群

熱中症予防とアイテム

タープやタープテントで日除けを作ろう

夏場でキャンプをするにあたって基本となるのが、タープやタープテントなどで日陰を作ることです。

強い日差しを直接浴びると当然ですが滅茶苦茶暑いので、熱中症になりやすく、日焼けや食材が痛みやすくなる原因にもなります。

また、日差しを遮りながら風通しも抜群なのでテントと違って熱が籠らず複数人でも開放的に広々とスペースを活用できます。

設営に関してはタープやタープテントは複数人で協力すれば簡単に設営可能ですが、ソロではなかなか大変ではありますので、キャノピー付きのテントがあればソロでも日差しを確保することが可能ですよ。

水分や塩分補給は沢山しよう

暑さで汗を大量にかくと水分と塩分が排出されるので、常に補給はかかせません。

気を付けたいのが水分補給ではアルコール飲料だけを飲むのはNGなことです。何故かと言いますとアルコールには強い利尿作用があり脱水を促進させる点であったり、アルコールの分解に水が必要になるので体の水分を使って尿や汗、呼気等になって排出される点があり、熱中症を引き起こしやすくなるからです。

アルコールを1L飲むと1.1Lの水分を排出するので、アルコールを飲む場合は水や麦茶を必ず用意して水分補給をするようにしておきましょう。アルコールを飲まないならスポーツドリンクでもおすすめです。(スポーツドリンクとアルコールを併用するとは酔いが回りやすい)

またコーヒーや緑茶、紅茶、ウーロン茶、コーラなども利尿作用のあるカフェインが含まれているので、水分補給するならやはり水や麦茶がおすすめです。

塩分補給は料理に含まれたりもしますが、心配ならタブレットで手軽に補給することもできますよ。

マスクは無理してつけない

コロナ禍の影響で感染対策としてマスクはなくてはならない存在ではありますが、夏場の猛暑の中では熱が籠ってしまい寧ろこれは自殺行為。

屋外であれば2m以上離れていればマスクを着けていなくても大丈夫であると厚生労働省HPにも記載されていますので、暑いと感じているなら外しましょう。

風で熱を逃がそう

出典:Amazon

キャンプ地で日差しは強いけど風が全くない日がある場合があります。風があれば少しでも体温を下げてくれるので、扇風機を用意してみましょう。

またタープやタープテントの中でバーベキューをすると熱が籠ってしまいますので、風を送って外に逃がしてあげることにも役立ちます。

アウトドア用の扇風機ならばバッテリー式なので、重たいポータブル電源を持ち運ばなくても大丈夫。手持ちタイプの小型扇風機なら場所を問わずどこでも使えるので普段使いにもおすすめです。

帽子を被ろう

どうしてもタープやタープテントの設営ができず長時間直射日光にさらされる場合には帽子を必ず被りましょう。

帽子があるだけでも日焼けや体温の上昇は抑えられます。

吸汗速乾機能の服を着よう

吸汗速乾のTシャツは熱中症予防に適しています。汗を素早く吸水して、水分を空気中に発散させくれるので効率よく熱を逃がしてくれます。

涼しく感じやすく、肌にベタつきにくいので夏場でも快適な着心地を実現します。

首・脇・手のひらを冷やそう

暑い時に体を冷やすポイントとしては毛細血管が多い首・脇を冷やしてあげると効率よく体温を下げることができます。

水で濡らすと冷たくなるタオルや保冷剤を淹れられるタオル、またはU字型の扇風機と熱中症予防のアイテムがありますので、それらを駆使すればキャンプを快適に過ごせるはずです。

出典:まちの整骨院

また最近では手のひらにある動脈と静脈をつないでいる毛細血管の太さ10倍にもなる「AVA血管」を冷やすことでより体温を下げる効果が期待できるとされています。

冷えたペットボトルや保冷剤を持ったりするだけで良いですが、保冷剤を入れられるグローブもありますのでそちらもおすすめです。

水浴びをしよう

どうしても耐えきれないほどの暑さなら、最も早く体温を下げられる水浴びをするのが1番です。

水の温度が直接体を冷やすこともできますし、濡れた状態でも水が蒸発する時に熱を奪う気化熱でも体を冷やすことができます。

猛暑となる夏場では浅い川や海が隣接しているキャンプ場を選んで利用してみたり、水を頭の上から浴びてみるなどしてみてください。

エアコン付きのコテージやグランピングの施設を利用しよう

外のキャンプにこだわらないのであれば、エアコン付きのコテージやグランピングの施設を利用してみましょう。

日中の暑い時間帯なら涼しく快適な施設の中で籠っていたり、気が向いたら外に出て自然を満喫しに行ってもいいので大変便利。

特にキャンプ道具の設営や撤収はなかなか時間がかかって汗だくになって地獄になりかねないですから、それがないだけでも大分違うと思います。

最後に

いかがでしたでしょうか。

今回はキャンプ中の熱中症予防とアイテムを紹介しました。

夏は外でキャンプやバーベキューをしたくなるシーズンではありますが、年々上昇していく気温とそれに伴って熱中症患者の数も増加傾向になっています。

油断せずにきちんと熱中症予防をしたうえで安全に楽しく過ごして下さいね。

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