こんにちは、ロストマン(@the_lost_man77)です。
岩手県と秋田県の県境にある、標高1,614 mの八幡平は約6000年前にできた火口湖が見所で、その色はコバルトブルーの美しい色をしています。
5~6月の山頂の雪が解け始めた時期には「ドラゴンアイ」と言われる竜の目が見られるようです。
今回は八幡平の登山レポートを書いたのでよろしければ参考にしてみて下さいね。
八幡平とは
八幡平(はちまんたい)は、奥羽山脈北部の山群である。標高は1,614 m。岩手県と秋田県にほぼ等面積で広がる。広い高原上のあちこちに様々な形の火山起源の小さなピークがそびえ、その間に無数の沼や湿原が点在する。山域は1956年(昭和31年)に十和田八幡平国立公園に指定されている。
出典:ウィキペディア(Wikipedia)
登山コース
八幡平自然探勝路コース
八幡平山頂と八幡沼を巡るこのコースは、八幡平の代表的なトレッキングコースです。遊歩道が整備されており、高山のお花畑やアオモリトドマツの樹林、火山活動によってできた湖沼など、八幡平の自然を手軽に楽しむことができます。
また天気が良い日は、コース内の展望台から鳥海山や岩手山など北東北の山々を望むことができます。手軽にアクセスできることでも有名で、コース入口である八幡平山頂レストハウスには駐車場があり、また盛岡駅や田沢湖駅からバスも出ています。
出典:十和田八幡平国立公園
YAMAPから登山コースの地図をアプリにインストールしておきましょう。
登山時期
登山入口まで
「アスピーテライン」を使って八幡平山頂にある駐車場を目指します。その間は絶景が続きついつい車を止めてしまいます。
駐車場は広々としています。駐車料金は500円です。「八幡平山頂レストハウス」で休憩やお土産などが購入できるので非常にゆったりした空間となっています。
駐車場には「八幡平」と書かれた看板がありますので、記念撮影にはもってこいです。
秋田県と岩手県の県境の看板。
登山開始
PM13:16 八幡平頂上付近の案内図
石畳の整備された道なのでスニーカーでも大丈夫です。
PM13:26 10分程で見返り峠に着きました。右に行くと「八幡沼」周遊になり、左に行くと八幡平頂上に行く道となっています。周遊は時間がかかり時期的にも花が咲いていないので、ここは左に行くことに。
見返峠(みかえりとうげ)は、いまでは小さな乗越になっていますが、八幡平アスピーテライン開通前は、藤七温泉・松川温泉・畚岳(もっこだけ)方面への下り口で、緑濃い八幡平に名残を惜しんだ地。
PM13:35 さらに10分進むと美しい「八幡沼」が見える展望台に着きます。
「八幡沼」は6000年前に起こった水蒸気爆発で誕生した八幡平最大の火口湖となっています。山頂部にある八幡沼は標高1560m、長径570m、最大幅190m、深さ22.4mで八幡平山頂で一番深い沼です。
「八幡沼」の隣には「ガマ沼」。
山頂部で比較的大きな「ガマ沼」は、6000年前の水蒸気爆発で誕生した3つの爆裂火口が複合してできた火口湖だそうで、釜の沼が転じてガマの沼になったと推測されています。
沼には蛙ではなくサンショウウオが生息しているそうです。
硫黄コロイドが溶けてこのようなコバルトブルーの色になっています。
「ガマ沼」を別アングルから見ると岩手山と一緒に撮影することができます。
八幡平頂上
PM13:42 駐車場から30分もかからず八幡平頂上に到着です。登山というよりはハイキング感覚で日本百名山の一つを制覇できてしまいました。
こちらも展望台があるので上がって景色を見てみましょう。
いざ上に来ると周りは360度針葉樹林で囲まれているので期待している展望はなかったので少し残念。
「めがね沼」方面に向かいます。
「めがね沼」に到着です。小さめの沼ですがコバルトブルーをしたこちらも神秘的。
「めがね沼」から少し歩くと「鏡沼」に到着。ちなみに、5月頃には雪解けがはじまり、沼の中心部に残った雪がまるで龍の眼のように見える「八幡平ドラゴンアイ」と呼ばれるものが見れます。
藪の中に一か所だけ空いた「不思議な凹地」。小さいけど火口であるとか、沼の水脈の影響で陥没したとかなぜできたのかは解明されていない不思議な場所です。
PM14:09 下山完了し「八幡平山頂レストハウス」に戻ってきました。ここには山バッジの種類が他の山より豊富でしたよ。
これが5月に姿を現す「ドラゴンアイ」!魚の目にも見えてしまいますね。そうなると「フィシュアイ」で一気にダサくになってしまうのでやっぱり今の方が神秘的でカッコイイ。
注意点
- 「ドラゴンアイ」が出現する時期は五月のはじめです。
八幡平の周辺施設
最後に
今回の八幡平は「八幡平山頂レストハウス」からピークハントをするだけなら日本百名山の中ではかなり楽な部類だったと思います。
実際ゆっくり周っても1時間もかからなかったわけですから登山というよりはハイキングといった感じで本格的な登山装備の必要もないです。
しかも手軽に6000年前にできた火口湖を見れる場所があるのはとても素晴らしいことだと思います。
登山が苦手な人でも楽しめる場所なので是非見に行ってもらいたいですね。