【登山レポート】日本百名山 八甲田山【八甲田大岳コース】

日本百名山

こんにちは、ロストマン(@the_lost_man77)です。

日本百名山の一つである八甲田山は、青森県中心部に位置し、雪中行軍の悲劇的な遭難を描いた有名映画の基となった事件が発生した豪雪地帯です。

厳冬期には木が雪に覆われるスノーモンスター、春〜秋は高層湿原で紅葉を楽しめる美しい山となっています。

一般的なコースの登山口付近には酸ヶ湯温泉があり、登山の疲れを癒やすことができます。また少し離れた場所にはロープウェイコースの設備も充実しているので初心者も安心して登れます。

今回は八甲田山の登山レポートを書いたのでよろしければ参考にしてみて下さいね。

山行データ

時期:2019年10月11日曇りのち晴れ
場所: 青森県青森市大字駒込深沢
登山スタイル:日帰り
パーティ:単独
登山タイム:4時間30分
登山コース:八甲田大岳コース

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八甲田山とは

八甲田山(はっこうださん)は、青森市の南側にそびえる複数火山の総称で日本百名山の一つ。「八甲田山」と名がついた単独峰は存在せず、18の成層火山や溶岩円頂丘で構成される火山群である。

青森県のほぼ中央に位置し、約20km南には十和田湖が位置する。東北地方の脊梁奥羽山脈の北端である。青森県の最高峰「岩木山」標高1,625mに次ぐ、標高1,585m。2016年12月1日より気象庁指定の常時観測火山である。

出典:ウィキペディア(Wikipedia)

登山コース

八甲田大岳コース

酸ヶ湯温泉を起点に、ロープウェーを使わず八甲田山の主峰大岳に登る登山ルートです。しっかりした登山装備が必要ですが、約5時間の日帰りで八甲田登山を楽しむ周回ルートとして多くの登山者に親しまれています。

山麓には高層湿原や樹林帯があり、稜線の高山植物も楽しめ、何より八甲田山の最高峰である大岳からの眺望は圧巻です。下山後には酸ヶ湯温泉で汗を流す楽しみもあります。

出典:環境省国立公園へ出かけよう!

YAMAPから登山コースの地図をアプリにインストールしておきましょう。

登山時期

八甲田山 登山時期画像
出典:日本百名山登山支援

登山開始

AM7:43 道の駅から移動して酸ヶ湯公共駐車場に到着です。かなり大きな駐車場でトイレも完備されています。前日に岩木山を登った後に続けて八甲田山を登ることになりますが、体力的には全然大丈夫。だが空が曇っているのでこの後晴れになることを祈ります。

AM7:46 駐車場から直ぐに八甲田山神社登山口に着きます。なんとここは「日本山脈縦走起点」となっている場所で青森県八甲田ー山口県秋吉台の約5,000kmに繋がっているようなんです。これをやってのける人は果たしているのでしょうか。さぁ、八甲田山山頂の大岳目指して出発。

整備された登山道で樹林帯の中をしばらく登ります。

AM7:50 八甲田大岳(山頂)まで3.8km。

火山性ガスに注意の看板があります。まだガレ場でもないのに。

看板の先は辺り一面燃えたのか、刈りとられたのか、硫化水素の影響なのか木や草のない異様な場所を通ります。

AM8:10 約30分で1.2km歩きました。大岳まで残り3kmなのでかなり余裕をもって行けそうです。

AM8:38 林道を抜けると硫黄の臭いが立ち込める岩場の地獄湯ノ沢に辿り着きます。そこまで臭いがきつくはないですが、有毒ガスが噴出している場所があるので近寄らないようにして岩場を登っていきます。

地獄湯ノ沢を抜けると湿地帯になります。木道を使うので歩行は快適。

目の前に見えるのが大岳ではなく小岳。左に曲がると大岳に行くことができます。

AM9:07 木道を暫く歩くと八甲田清水に到着します。給水ポイントとして使えるそうです。

こちらが八甲田山の最高峰大岳。

大きな岩と急な登りになっていきますが、道が整備されているのでそれでも登りやすいです。

もうすぐ山頂。ふと後ろを振り返ると。

南八甲田連峰のパノラマが広がり、思わず何度も立ち止まって見てしまう程良い眺めです。

また山頂に登る途中ににある鏡沼は透き通っていて美しいです。クロサンショウウオやモリアオガエルが生息しているそうですよ。

八甲田山山頂

AM9:47 八甲田山神社から約2時間で八甲田大岳山頂に到着。山頂は平たく広いので食事休憩でゆっくりしやすいです。

三角点にタッチ!

手前から小岳、高田大岳、雛岳が望めます。

頂上からの展望は素晴らしく、南には南八甲田連峰と十和田湖、北には下北半島から津軽海峡まで、大パノラマが楽しめます!

さらには青森県最高峰の岩木山もその姿を確認できます。

井戸岳が見える場所から大岳避難小屋まで下りることができるのでこれから酸ヶ湯温泉まで毛無岱湿原を経由して下山していきます。

AM10:35 大岳避難小屋に到着です。割と大きくて立派な小屋です。

大岳避難小屋を通過し暫く進むと、広大な毛無岱(けなしたい)湿原に出ます。

所々に休憩ポイントがあるので大岳や井戸岳を見ながらゆっくりと楽しめます。

池塘がひとつひとつが綺麗なんですよね。

階段から見た湿原はとても美しい。

絵画の世界にいるみたいでずっと見ていられます。これは紅葉の時期に来て正解でした。

終わってしまうのが名残おしいですね。

返りの道もよく整備されているので、非常に歩きやすくなっています。

AM12:13 下山完了です。毛無岱湿原は歩いていて最高に気持ち良い場所でした。

酸ヶ湯温泉はヒバ千人風呂で有名です。登山後はここで入浴していくのも良いでしょう。しかも混浴。

またここでは世界的巨匠の板画家である棟方志功がデザインした山バッジが購入できます。価格1000円と山バッジの中では高価ではありますが、それ以上にカッコイイバッジなので是非購入をオススメします。

それとお腹がすいたので温泉まんじゅうの購入しました。うまいな。

注意点

  • 有毒ガスの硫化水素が噴出しているので気分が悪いと感じたらタオルで覆うか、引き返すかしましょう。
  • 八海山は登山者による植物の踏み荒らし被害が大きいので登山道以外は通らないように心がけましょう。

八甲田山の周辺施設

最後に

前日に岩木山と2日連続の登山でしたが、体力も全く問題なかったし天気も途中で晴れてくれたのでとても良い山行になりました。

山頂は360度の眺めも良かったし、毛無岱湿原は絵画のような世界で歩いているだけで楽しかったです。

登山道はきちんと整備され特にきついような場面はなかったので初心者も安全に登れる良い山だったと思います。

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