キャンパーの皆さんはTSBBQをご存知でしょうか。
TSBBQは、頑丈ペグで有名な「エリッゼステーク」を販売している村の鍛冶屋の兄弟ブランドとして誕生した山谷産業の新ブランドです。
地元燕三条地域の企業の技術を生かしたコラボ商品に力を入れていたりと、職人の熱意と技術が詰まったキャンプギアを展開しています。
今回はTSBBQのおすすめキャンプギアを紹介していきます。
TSBBQとは
「TSBBQ」はスタイリッシュなバーベキュースタイルを提案するアウトドア用品のブランドです。
日本有数の金属加工技術が盛んなものづくりの町である「燕三条」地域で培われた金属・木製品加工の技を駆使して、株式会社山谷産業アートディレクターの石川竜太さんとプロダクトデザイナーの高橋悠さんが立ち上げました。
コンセプトは「Try! Stylish BBQ!」を掲げており、欧米で親しまれているパーティ・バーベキューをイメージしたカッコイイ商品をリリースしています。
ブランド名にはコンセプトとリンクし、地域を表す「燕三条」の頭文字「TS」を冠しつつ、ロゴマークにも三本線(三条市)の上を燕(燕市)が飛ぶデザインを取り入れて、BBQに欠かせない金網を表現しています。
他にも山谷産業は「村の鍛冶屋」というアウトドアブランドも展開中です。
三条市にある本社にはショップが併設されていて、「TSBBQ」や「村の鍛冶屋」の商品を実際に手にとって購入することができます。
TSBBQのおすすめキャンプギア
ライトステンレス ダッチオーブン
焼く・炒める・煮る・蒸す・揚げるといったこだわりの美味しい料理に仕上げる、軽くて扱いやすいダッチオーブン。
ダッチオーブンでは世界初のステンレスとアルミの三層鋼を採用することで、重量は鋳鉄製のものより30%軽く、オールステンレス製のものと比べても20%も軽量化されています。
熱伝導が高く、従来のステンレス製鍋のデメリットの鍋の上部が熱せられないという不満を解消することで、全体に満遍なく熱を伝えることができます。
油でコーティングするシーズニングの手間は不要で、海や川辺でのバーベキューにも錆びの心配なく使用可能。
持ち手の「つる」は脱着式でシーンに合わせて取り外せます。蓋と本体はピッタリと隙間なく接地するので食材の旨味を閉じ込めたり、水を使わない無水調理や急な吹きこぼれも防ぎます。
IH200V、100V、ガス火、ハロゲンヒーター、シーズヒーター等すべての熱源に対応。
サイズや容量によって4種類展開となっています。
ペグコンロソロ
手軽でコンパクト&クールなBBQ用コンロ「ペグコンロソロ」。
開発には山谷産業プロダクトデザイナーの高橋悠さんと(株)トクニ工業がコラボレートして作り上げました。
組み立てには別途で山の鍛冶屋の「エリッゼステーク18cm」×4本が必要となりますが、アイデアがとても斬新でクールな見た目で使っていて楽しくなること間違いなし。
脚となるペグを外せば、側面やロストルなどパーツごとに分解可能。分解して重ねると厚さは約22mmの驚きのコンパクト感を実現。
ロストルは三段階で調節可能。上段にセットすれば焼き鳥、中段はグリル、下段は焚き火というように用途によって位置を変更できます。上部の焼き網を外せば、ホットサンドメーカーやフライパン調理も可能。 炭や薪も継ぎ足しやすい設計です。
スクエアケトル 0.7L
角形のスクエアフォルムにすることで、スペースを隅々まで活用できて容量アップ (適正容量700ml)した薄いアウトドアケトルです。
錆びにくいオールステンレス製と底面積が広いため熱効率が良く、沸騰するまでがとても早いので時間短縮とガス節約に貢献。シングルバーナーの上に置いても抜群の安定性を実現しています。
ハンドルは天板に設けた凹状の溝にすっきり収納可能。蓋も凹形にデザインされており、未使用時でも天板はいつもフラットに無駄なくすっきり収まります。
蓋には6カ所の凹凸を設けてあります。この溝が本体と蓋に隙間をつくることで蒸気を横方向へ逃し、ハンドルが高温になるのを防ぎます。
焚き火やガス火、IH調理機などの全ての熱源に対応しています。
ホットサンドメーカー
「TSBBQ」の焼印ロゴが印象的なホットサンドメーカー。
耳付きの6枚切り、8枚切りの食パンのままでも焼けるで、卵やハム、チーズなどのお好みの具材を挟んで焼けば表面はカリっと中はふわふわの美味しいサンドの出来上がり。 沢山具材を入れる場合は8枚切りがオススメ。
セパレートすれば片面をミニフライパンのように使用できて、洗うときもラクラクで便利。アウトドアでも、自宅でも一味違う楽しいホットサンドが作りたいならコレしかないでしょう。
※ガス火、ハロゲン・ラジエント・シーズヒーター対応。IH電磁調理器には非対応です。
ドリッパースタンドウッドパーツ
硬くて焦げやすいため加工が難しい水気に強い栗の木材をドリッパースタンド用ウッドパーツとしてリリースされました。
ドリッパースタンドを使うことで、抽出して落ちていくコーヒーを眺めながら作ることができます。
別売りの村の鍛冶屋「エリッゼステーク18cm」×4本のペグをパーツの隅に差し込むことで組み立げられるシンプル構造。パーツは2枚のみでコンパクトに持ち運び可能。
TSBBQのロゴ面を裏返すと製作元のマサコー山口木工のブランドロゴの刻印が入っていて木材に対する強いこだわりが感じられるアイテムとして所有欲を満たしてくれるでしょう。
※こちらの商品はウッドパーツ(木製板)2枚のみの販売です。ペグ、マグカップ、ドリッパーは付属しません。
銅スクエアパン
持ち運びに最適なコンパクトさとグルメな本格調理を両立にした「銅スクエアパン」がリリース。
熱が伝わりやすく、熱効率に優れた銅を採用し、アウトドアでも理想的な火加減で調理できます。四角い形を利用して、フレンチトーストやだし巻き卵、約12個の餃子を焼き上げたり、グリル、炒め物、湯沸かし、スープなどさまざまな調理にも活躍します。
蒸し焼きに重宝する便利な木製ふた付き。ひっくり返せば、カッティングボードやプレートに変身します。脚があるので衛生的です。
さらに開発でこだわったのがコーナー部分。食後のいっぷく、ドリップコーヒーの楽しみを想定してお湯を注ぎやすいシャープなエッジに仕上げています。
制作秘話としては山谷産業の代表である山谷武範の「銅でできた、フレンチトーストを美味しく焼けるフライパンが欲しい」という素朴な想いから開発がスタート。アウトドアにおいて「スクエア=パッカブル」とされながらも、スクエアクッカーがあまり登場してこなかったのは、その製造の難しさが大きな理由でした。しか長年にわたり燕三条で銅製品を世に送り出してきた製作元の「新光金属」の技術により、このシンプルで美しいデザインを実現することができました。
※長期間の使用によりメッキが剥離し、銅が露出しますが継続使用に問題はありません。
チタン カードコンロ
最小&最薄をめざし、名刺入れサイズの組み立て式チタン製「カードコンロ」。
組み立ては簡単。カードを開いて三角柱にして底板を差して固定したら、真ん中に固形燃料をセットするだけ。三角形のゴトクがクッカーの安定性を確保します。
チタン素材を採用することで、調理の際の耐火性や持ち運びの軽量化を追求。
三角形のコンロを畳めば、実用的な名刺入れに変身。思わず実演&自慢したくなる、遊び心あふれた面白アイテムです。。
ステンレスシェラカップ
フチ巻きが無く、衛生的で口当たり滑らかな「ステンレスシェラカップ 320」。
一般的なシェラカップはフチを巻いてハンドルを固定しているため、フチ巻き部分に水や汚れが溜まりやすい問題がありました。TSBBQのシェラカップは1枚の板を回転させながら引き延ばしていくヘラ絞りという加工方法で製造しているので、フチ巻きがなく衛生的であり、緩やかな角度で口当たりも良さも抜群です。ハンドルはしっかり溶接され強度を高く保ちます。
計量カップ用に100ml、200mlの他に「米一合」の目盛りも付いているので、調理や炊飯の際にも活躍します。
さらにシェラカップ+シェラストレーナー+シェラリッド+シェラクッカー800のセット販売もあります。
アウトドア包丁
錆びづらく切れ味抜群のオールステンレス製「アウトドア包丁」です。
燕三条を代表する包丁メーカーでプロの料理人にも愛される藤次郎とコラボし、アウトドアに最適な用途やサイズ素材を追求した三種の包丁を作り出しました。
燕三条の伝統工芸「鎚起銅器」をイメージしたハンドルでランダムな凹凸が手になじみ、滑りにくい設計です。汚れの落としやすさなどを考えて、4つのパーツを継ぎ目なく溶接して一体化。ハンドルは中空のモナカ構造で扱いやすい軽さを実現。ストラップホール付きで事故防止などに役立ちます。
種類はユーティリティ・小出刃(右利き用)・パン切りの3種類展開です。
ユーティリティは三徳包丁とペティナイフの中間的な万能タイプ。力を入れずにスライスできるので、お肉はジューシーに、刺身は滑らかな食感に切ることができます。
小出刃は小回りが利くほど良いサイズ感。アジ、イワシなどの小型魚を捌くのに便利で、釣りたての新鮮な魚を、その場で三枚におろせます。
パン切りは食パン幅より少し長いコンパクトな刃渡り。刃先のみシャープな形を採用し、ホットサンドを押し潰さず切れる設計です。
最後に
TSBBQは地元燕三条地域の職人が関わっているキャンプギアを展開し、他の地域にはない難しい技術と斬新なアイデアによってここにしかない地元愛に溢れた商品ばかりです。
今回紹介したキャンプギア以外にもTSBBQには素敵な商品が目白押しなので、下記のAmazonストアからチェックしてみましょう。