こんにちは、ロストマン(@the_lost_man77)です。
近年テレビやアニメ、漫画、YouTubeなどのメディアでキャンプを取り扱った作品が多数紹介され、一大ブームを巻き起こしました。
今までのむさ苦しい硬派なイメージから一新して、可愛らしいアイテムも続々と展開し、女性キャンパーも増えるきっかけとなり、よりキャンプは色々な人たちに愛される存在になったと感じています。
ただ、先日のTwitterにてこんな内容の投稿を見かけました。
怖い怖い怖い怖い🥶🥶🥶
— ゆうすけ△yurucamp (@usk_yurucamp) June 9, 2022
女性ソロさん気をつけてー! pic.twitter.com/sTwTTXNtsG
他にもこんなことが⇩
これを閲覧した人は胸糞悪くなるかもしれませんが、要約すると「キャンプ場でソロやデュオの少人数の酔ってしまっている女性キャンパーを彼女にしよう!」と言う趣旨の内容とのことです。
はっきり言ってヤバイの一言。
私としては同じキャンプを趣味としてブロガーでもある人が、界隈にこんなことを推奨しているとは見ていて悲しい気持ちになりましたし、実際にこれからキャンプを控えようと考える女性キャンパーの意見もあったので、キャンプに対してかなり怖いイメージがついてしまったのではないかと思います。
なので、女性だけのキャンプはどのような危険があるか、どうすれば女性キャンパーは安心してキャンプが楽しめるのかを考えてみました。
男性もそのような事をしないように抑止力として心に留めてもらいたいです。また危険な目に合っていたら助けられるようにしてください。
キャンプ女子に起こる危険な事とは
まずは女性だけのキャンプには実際にどのような危険があるかを思いついた事をまとめてみました。
慣れない道具を使って怪我をする
実は女性も男性もキャンプで最も多い危険は慣れない道具を使ったことによる怪我だそうです。
怪我をするケースの例としてはこちら↓
- ナイフで木を削っていたら、ザクっと切ってしまった。
- 斧で薪割りをしようとしたら、ザクッと切ってしまった。
- ガスコンロやバーナー、ストーブの近くに予備のガス缶を置いて爆発させて火事になった。
- 焚き火の火の粉が飛んで、衣服や周囲が燃えてしまったり、皮膚に当たって火傷した。
- 熱々の鍋やカップを素手で触ってしまい火傷した。など
キャンプ道具は一見楽しいイメージばかりですが、このように一歩間違えれば大怪我のもとになる危険と隣り合わせのレジャーであると認識しておいて下さい。消防車や救急車を呼ぶことになって大惨事になることになるので、使い方や注意深く慎重に取り扱いましょう。
困っていないのにしつこく手伝ったり、アドバイスしてくる
女性キャンパーが多く遭遇するであろう事が、この記事の冒頭にあるように特に困ったことがないのにやたらと手伝ったり、アドバイスをしてくる人に絡まれるケースです。
こういう事をしてくる人は出会いを求めていたり、カッコつけたいだけなのです。
特に女性だけだったり、酔っぱらってしまうと判断力の低下や開放的になるので、ターゲットにされやすいそうです。
普通にキャンプを楽しみに来ていただけなのに、ゆっくりできずにあれこれ言われたのでは気分は悪くなりますよね。
テントの中を開けてくる人がいる(性被害・窃盗・盗撮)
こちらは女性キャンパーにとって凄く怖いケースで、安全だと思っていたテントを許可なく開けてくる人がいます。
これらの行為は軽犯罪法や住居侵入、自治体の条例に違反となる可能性があるそうです。キャンプなら大丈夫と思っているのか、自然の中で開放的な気分で何でも許されると思っているのでしょうか。
他にも就寝中に寝顔を撮られて、それをSNSに無断で投稿されてしまった女性キャンパーもいるそうで、非常識極まりないですよね。その後は撮られた人は気づかないままキャンプ場名で検索してみたらその犯行が発覚、とてつもない気持ち悪さと恐怖だったに違いありません。
さらには実際に性被害を受けたとされる女性もいたそうです。窃盗をする人もいるので十分注意して下さい。
野生動物に襲われる
これも女性も男性もあることですが、キャンプは自然相手なので動物に襲われるケースもあります。実際に長野県上高地にある小梨平キャンプ場で、テント中で就寝中に熊に襲われ右足に10針縫う怪我をした事件もありました。
女性は4人グループでキャンプ場に訪れていて、夜中に1人用テントで就寝中に熊にテントごと引きずられて、右足を爪で引っ掻かれたそうです。
熊以外にも猪にも要注意。目が悪く、雑食性でなんでも食べてしまうので、食べ物の匂いが出ないようにきちんと対処しないと例えテントに内にいても襲われる可能性がありますね。
ターゲットにされやすい女性キャンパーの特徴
先程にもあった通り、残念ながらキャンパーの中には悪質なことを考えている人も少なからずいることは事実です。
ではそのような人がターゲットにする女性キャンパーとはどのような特徴があるのでしょうか。
その例としてはこちら↓
- ソロやデュオの少人数の女性だけでキャンプをしている。
- 人気がないキャンプ場にいる。
- お酒に酔ってしまい、判断力の低下や開放的な気分になっている。
- 初心者でキャンプ道具の使い方に慣れていない。など
このようにして見るとちょっとしたきっかけさえ作ってしまえば、話しやすそうな要素が多いと言えるでしょう。
女性が安全にキャンプをするにはどうするか
では女性が安全にキャンプをするにはどうするかを考えていきましょう。
24時間管理人が常駐していたり、人の多い所を選ぶ
基本的に狙われやすいのが人が少ないキャンプ場で、女性だけでキャンプをしている時です。
ですから、24時間管理人が常駐していたり、ファミリーや他の女性キャンパーも多くいるキャンプ場を選ぶことが良いですね。それだと、何かあった時に助けや注意をしてもらえるので、心強い味方になってくれるでしょう。
野営や無人キャンプ場はリスクが高いので、利用しない方が良いですね。
フリーサイトではなく、区画が決まっているサイトにする
フリーサイトはテントをどこに張っても良いと言うことから、逆に考えたら誰かのテントにやたらと近くに張ることもできてしまいます。
稀にそのような人がいないとも限らないので、心配ならば区画が決まっているサイトのあるキャンプ場にすると良いですね。
また、中には男性と女性のサイトを分けてくれているキャンプ場もありますよ。
就寝時は車中泊にする
就寝時は1番無防備になってしまうのが心配でたまらない方はいると思います。そんな場合は就寝時のみ車中泊をすれば、鍵付きで壁も分厚いので少なくともテントよりは安全が確保されます。
キャンプ場の中には就寝時に車中泊OKの所もありますし、万が一そのような記載がない場合でも女性の安全面について説明しておけば、もしかしたら車中泊可能になるかもしれません。
事前にキャンプ場に行く前に確認しておきましょう。
お酒を飲まないか、少量までにしておく
この記事の冒頭にもあった通り、お酒を飲んで酔いが回ってしまった女性キャンパーを狙った人がいることがあります。
酔いが回ると判断力の低下や開放的になってしまい、相手が踏み込みやすくする隙を作ってしまいます。
なので、そもそもお酒を飲まない、あるいは少量までにして完全に酔いが回るまで飲まないようにしておくと良いですね。
携帯電話の電波が入る所にする
安全を考慮してキャンプ場は基本的には24時間管理人が常駐していたり、人の多い所を選ぶとして、携帯電話の電波の入るキャンプ場にしておけばより安全を確保することができます。
例えば変な人や野生動物がテントの前にいて外に出て助けを呼べない時も携帯電話で使って助けを呼べます。
どうしても静かな人気の少ないキャンプ場に行く場合は、携帯の電波が入る所を選ぶのは必須だと思った方が良いです。
携帯電話の電波が入るかどうかはキャンプ場の公式ホームページや電話で聞いて確認してみましょう。
また、利用するキャンプ場の緊急時の連絡先も確認しておきましょう。
友人や家族に伝えておく
どこに行くかを誰かに伝えておくのは日々の習慣になっていると思いますが、キャンプに出掛ける際にも同じで、何らかの原因で連絡できなくなったり、帰って来れなくなった時の為に助けに行けるようにする重要な安全対策です。
特に遠出をしたり、山奥に行く際には事細かく説明しておくと何かあった時に探しやすくなります。
予定をSNSに投稿しない
今どきはキャンプの華やかな様子をSNSに投稿することが流行っています。
ここで注意してもらいたいのが、「〇月〇日に~キャンプ場に行きます」などの予定をSNSに投稿するのはやめた方が良いということ。
不特定多数が閲覧可能なSNSには、悪意を持った人が紛れ込んでいる可能性もあり、その日に合わせて狙われる恐れがあります。
また、SNSの怖い所は過去の投稿や他のSNSから材料が揃ってしまえば簡単に個人を特定できてしまいますので、ストーカーの被害に遭うケースもあります。
キャンプに限らずですが、SNSに投稿する際は個人情報が流出しないように意識してみて下さい。
彼氏や夫がいると嘘をつく
男性にしつこく声をかけられた時に効果的なのが、フレンドリーに接することではなく「後から彼氏(夫)が来る」もしくは「キャンプ経験者の彼氏(夫)に教えてもらう」などと嘘をつくことです。
遠回しに「あなたに教えてもらう必要がない」と言っているので、これらを言う事でこれ以上近づいて来ることは格段に減るでしょう。
念を押してテントの前に男物の靴を置いておくのも有りです。
防犯グッズも用意する
盗難や襲われないためには防犯アイテムを用意することが重要です。
テントはダブルジッパー付きのものにして、南京錠を付けておきましょう。テントに入ってくる人や野性動物に対して入られないように対策できます。
また、テント入口付近に人感センサー付きのライト設置しておきましょう。誰かが来たのも分かりやすいし、何かしようという気も起きないはずです。
防犯ブザーも用意しておきましょう。恐怖で声が出ない時もあり得ますので、ピンを外すだけで大きな音を出してくれます。
因みに防犯グッズをまとめて揃えたい方はこちらがおすすめです↓
防犯スプレーもいざ近づかれた時に有効的です。わざと見えるように持っておくだけでも抑止力としても効果があるでしょう。
常にナイフを腰に装備して置く
変な人や野生動物に襲われた時に咄嗟に身を守るためには、防犯スプレーだけでは心もとないと思いますので直ぐに取り出せるように腰にナイフを常に装備しておくことです。
ナイフだったら何でも良いかと言えばそうではなく、折り畳み式だと両手を使わないと刃を出せないし、腰に装着するホルダーもないのでおすすめしません。
おすすめは腰に装着できるホルダー付きのナイフです。例えば上記画像の物は私も所有している「モーラナイフ」と言うメーカーのシースナイフです。ただガチガチにホルダー内に収納すると取り出しにくいので、少し緩めに収納すると直ぐに取り出せます。
ただキャンプ場の外で携帯していれば銃刀法違反になる可能性があり、正当な理由として何に使うのかをはっきりさせないといけません。キャンプ場内であればそのようなことにならず自然に携帯することができますよ。
特に変な人には常にナイフを装着していることを見せておくだけでも抑止力になるはずです。
あくまで向こうから手を出された時の最終手段として使うものですので、慎重に使い所を見極めて判断して下さい。
最後に
ここまで女性キャンパーに起こる危険な事や安全対策について述べましたが、男性に比べて女性が自分を守る手段を何重にも持ち合わせておかないといけないのは、キャンプだけでなくても多々あり、不公平感が否めないと思います。
という事は男性側に責任がある事になります。もし、この記事を読んでいる男性がいたら命の危険がない限りはそっとしておいたり、困っていて手伝ったりアドバイスするにしても数分程度で終わらせておくことが良いかなと思います。1つ確実に言えるのは下心で近づくのは、絶対にやめるべきですね。折角のキャンプを楽しみに来ていたはずなのに、嫌な思い出しか残らずトラウマになってキャンプが嫌いになってしまうことに繋がりますから。
女性は安全対策をしっかりとして、男性は余計な事はしないように心掛けてキャンプを楽しんでくださいね。