完走者が語る、自転車日本一周の魅力はコレだ!

こんにちは、ロストマン(@the_lost_man77)です。

人生で1度はやってみたい事のひとつとして「自転車で日本一周」と答える人がいます。

日本一周をするのはわかるけれど、何でわざわざ自転車なの?と気になる人もいるのではないでしょうか。

私も昔自転車で日本一周をして完走した経験があり、今回は完走者の目線から、自転車日本一周の魅力を紹介していきたいと思います。

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自転車旅って結構キツくて大変じゃないのか

自転車旅してる人ってたまに見かけたり、興味があったりするけど何がそんなに楽しくてやってるの?

ということを思ったことはありませんか。

「自転車旅」と聞いた感じだとかなりハードなイメージがありそうですが、私自身も自転車で日本一周した経験から当然自力で漕いだりトラブルが起きたりもしますが、どちらかと言うとデメリットよりもメリットの方が勝っている気がしています。 

それくらい日本一周はロマン溢れる魅力的な旅なんですよ。

日本一周の魅力

それでは実際に日本一周のどこに魅力があるのかを見ていきましょう。

自分の力で進む達成感を味わえる

自転車はバイクや自動車と違って自分自身の脚で漕いで進む乗り物です。

確かにエンジン付きだと移動が楽だし、道を間違えたとしても直ぐに戻って来れるという利点はあります。

しかし、自転車だと急な坂であったり、自動車に事故を起こされそうになったり、向かい風で進まなかったり、突然の雨にさらされながらもひとつひとつの道を体力を使って苦労して辿り着く、この泥臭い感じが凄く達成感を味わえるのです。

何を言っているのか分からないと思いますが、とにかくやってみればこの意味が分かると思います。

この達成感はバイクや自動車にはないので、満足に感じたいのであれば自転車しかないでしょう。

何をするも自由にマイペースに決められる

誰に咎めらることなく、全て自分の意志で何もかも決められる自由にマイペースに決められるのも魅力のひとつです。

多くの人は学校、会社、友人、家族などの組織や集団に属しての生活が中心で、日本特有の同調圧力や空気を読むで、大多数や権力のある人に合わせたりして自分の意見や考え方をなかなか言えないで生活しているかと思われます。

しかし、日本一周の旅では一人で何もかも自分で決断しなければなりませんから、それが上手く行く時もあるし、失敗することもあります。誰のせいにもできない分、責任はなくとても気楽です。

前から気になっていた観光地や偶然通りがかった場所に行っても良し、休みたいと思ったらその場で休憩しても良し、ご飯は豪華にするのかそれとも我慢して質素な物を食べるのも良し、お土産を買っても良し、宿に泊まっても良し、自分ルールを作って縛りのある旅もするも良し、急な予定変更も良し。

人に迷惑かけなければ割と自分のしたいと思った時に直感でどこに行っても何をやってみても良いと思います。

実際に私も富士山の近くまで来たらその日の朝に急に「折角来たから、じゃあ登ろう!」と思いつきで登った事がありますから(調べてから行くこと前提)。ご来光も拝めてとても良い経験になりましたよ。

せっかく誰にも何も言われない環境なので自由を謳歌しましょう!

何が起きるかわからないワクワク感

日本全国の知らない土地を訪れることになりますから、どこで何が起こるかわかりません。

しかし、このわからないことが冒険心をくすぐるワクワク感があります。

この先はどうなっているのかと行ってみたら地元の人しか知らない絶景が見れたり、タイとの交流イベントに遭遇したり、親切な夫婦の家に泊めていただいたり、野生の動物に遭遇したり、宗教勧誘されたり、可愛い女の子と何故か一緒に写真撮ったり、同じ志を持った日本一周の旅人に出会ったり、意気投合した人と人口100人ちょっとの小さな島に行ったりでもう毎日が冒険でしたよ。

トラブルとかも全部ひっくるめて刺激的で常に何か新しいことが起こるのではないかとワクワクしながら旅を続けていたと思いますね。

自分の生の目で見れる

雑誌やテレビ、インターネットなどのメディアで観光地とされている絶景を見るのと実際に見るのとははっきり言って全然別物でした。

別物と言うのは誰も知っている有名な観光地はキラキラして華やかなイメージがありましたが、実際にはその一部分だけ華やかだったり、意外と雰囲気が違っていたりしてガッカリとか。

逆に質素で暗いイメージだった所が、趣のある雰囲気で良かったなんてこともあります。

良くも悪くも本場のものを生で見たからこそ、本当に心の底から良いと思える場所はどういうものなのか見て実感できたのかなと思います。

景色をじっくりと感じながら旅をする

バイクや自動車での旅も良い部分は沢山ありますが、基本的には目的地に着くまでは道路を走り続けなければなりません。

皆さんにも経験あるかもしれませんが走行中に「うぉー、凄い景色だ!」と思っているうちに一瞬で過ぎ去ってしまうことがありますよね。後続車が来ているから急に止まるわけにもいかず「今の景色凄く良かったのに」と悔しい思いをしたことがあるではないでしょうか。

一方自転車では移動スピードが遅くなる分、景色をじっくりと感じることができます。

立ち止まってもカメラで撮ってみるのも良いし、スピードを緩めながら進んでも良いし、一瞬の景色を見逃さずにその土地の景色を満足に味わえるのが自転車ならではの旅なのです。

各地域の特徴を知ることができる

日本と一括りに言っても各地域ごとによっては特徴の違いがはっきりと表れたりする所もあります。

北海道は丘にある広大な畑や牧草地。沖縄はコバルトブルーの透き通った青い海に山羊汁やカラフルな魚を使った独特な料理。東北や九州は温泉が安い。ラーメンやうどんも地域ごとにかなり特徴が出ていて面白かったです。和歌山はそこら中でみかん1袋100円、宮崎は伊勢海老と熊本は馬刺し、鹿児島は鳥刺しがスーパーでとてもリーズナブルな値段で売っていました。あと関西弁を話すのが大阪だけじゃないこととか衝撃でしたね。

とにかく実際に現地に行ってから初めてわかることもあったり、その地域限定でしかないこともあるので、それらを一度に体験できるのは日本一周ならではの魅力だと思います。

色々な生き方をしている人達と出会える

世間一般的には高校や大学を卒業後に、新卒でサラリーマンをしながら定年になるまで一生懸命に働き続けるのが至極真っ当な生き方のモデルとして確立されてきました。

はっきりいって今の時代では賃金が上がらず、ハラスメントや理不尽な事をされながらも長時間拘束で責任だけは重いので、体も精神も壊しながらしがみつくのはどうかなと思っています。

しかし、日本一周をしている中で色々な生き方をしている人もいました。

「起業してお金に不自由のない人」「お金を貯めたら冒険を繰り返す人」「若い時はずっと海外生活していた老夫婦」「会社員しながら休みの日は国内国外を遊び回るエネルギーの塊みたいな人」「元反社の人」「何十年も自転車旅生活をしている人」「絵を売りながら車中生活している人」「ワンシーズンだけの季節労働をして生きている人」「世界中を自転車で旅している外国人」など他にも中々衝撃的な人が満載でしたね。

日本一周の旅にしていなかったら絶対に出会えなかった人達であったことは間違いないと思いますし、その人達の価値観を知ることで、物事に対して柔軟さや気づきだったりを感じることができました。「こうじゃなきゃいけない」という固定概念を取っ払うのにとても良い経験だったと思います。

ご飯が美味しい

自転車の旅で一番の楽しみはご飯を食べることかなと思えるくらい、お腹がペコペコの空腹状態の時に食べるご飯はとてつもなく美味しいです。

自転車は自分の体力が原動力となって進む乗り物ですから、とにかく進んだらお腹が空きますからね。

ましてや「空腹は最高のスパイス」と言われるほど、普段何気なく食べていたものが最高の料理になる魔法がかかりますので、この日本一周してからは色々な食べ物がいつもより美味しく感じるようになったり、食べ物を無駄にしないよう感謝して食べるようになりましたね。

お風呂が気持ち良い

自転車の旅では1日中自転車を漕ぎ散らかして、汗べっとり、潮風や土煙などを全身に浴びてますので体のあらゆる所が汚れまくっています。

しかも悪天候が続いたり、入浴施設が見当たらないなどして何日もお風呂に入れない事はざらにありますので、そんな状況が続くといつもよりも何倍増しでお風呂が気持ち良いんですよ。

特に湯船に浸かった瞬間の体全体の疲労がなくなっていく感覚が最高で、体だけでなく心も浄化されていくのがわかりますね。

これを味わいたくて敢えて入らないという事もあったりなかったり。

トラブルに対処できる力・割と何とかなる精神が身に付く

旅にはトラブルは付き物で、道具の破損や紛失、悪天候に見舞われたり、道を間違えたりと常にどんな事が起きてもおかしくありません。

基本的には周りに人や店がない場合が多いので、自分でやらざる負えない状況だからこそ、急なトラブルが起きても冷静に対処する事が必要です。

最初の方は「うわぁー、ヤバイどうしよう。誰か何かないか。」とパニックになっていましたが、トラブルも続けば慣れてくるので「あっそう、じゃあこうすればいいか」「次はこうならないように対策しておかなきゃ」と冷静に対処できる能力や割と何とかなる精神が身に付いて余裕のある行動が取れるようになりましたね。

自分と向き合う時間が増える

日本一周では圧倒的に1人でいる時間が多いです。一見寂しいと思われるかもしれませんがじっくりと何かを考え込んで自分と向き合ったり、見つめ直したりする環境としてはうってつけだと思います。

私の場合は特に走っている時やテントの中にいる時は自分の悩み事をじっくりと考えていましたね。

自分と向き合える時間が増えた分、焦らず自分なりの答えを導き出して前向きにとらえることが出来るのも日本一周の魅力ではないでしょうか。

最後に

自転車日本一周の魅力を完走した私の目線から語ってみましたがいかがでしたでしょうか。

大変な事や嫌な事ももちろんありますが、それ以上に楽しい魅力が満載の旅ですよ。私自信、旅に出なかったらこのような経験ってできなかったから、本当にやって良かったと心の底から思った旅だったと思います。

もしかしたらここでは載っていないあなた自身が体験してみないとわからない事もあるかもしれません。

もし興味がある人は自転車日本一周をやってみましょう!

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