日本縦断・日本一周を始める人向けの計画と準備のやり方を紹介!

こんにちは、ロストマン(@the_lost_man77)です。

皆さん人生でやってみたいことは何かありますか。

もしかしたらそのひとつに日本縦断や日本一周に憧れる人はいるのではないでしょうか。

日本と一括りに言っても県を跨げば様々な景色や文化と自分の知らない世界が広がり、その土地で出会った地元の人や旅人との交流がかけがえのない思い出となるのが旅の魅力ではないかと思います。

実際に私自身も自転車で日本一周をした経験があり、とても素晴らしい思い出となりました。

今回はこれから日本縦断や日本一周を考えている人に向けて始める為の計画と準備をどのようにしておくべきかを紹介します。

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日本縦断・日本一周を達成するための準備一覧

目的を決める

出典:稚内市

日本縦断・日本一周の目的とは何かを自分なりにあらかじめ決めておくと良いと思います。

ですが何でも良いんです。

例えば「何か大きなことを成し遂げたい」「観光地巡りがしたい」「ご当地グルメを食べたい」「日本百名城制覇」「日本の最端東西南北を制覇」「最速記録に挑みたい」など自分がしたいことをすれば良いだけで、他の誰かの為ではなく自分が楽しむために旅をすれば良いと思います。

移動手段が何かを決める

出典:GIANT

日本縦断・日本一周を達成の要である移動手段ですが、基本的には以下の通りです。

手段
  • 徒歩
  • 自転車
  • バイク
  • 自動車
  • 公共交通機関(電車など)

自分がどの移動手段をとるかによって旅のルートや1日の工程が大きく変わってきます。

移動の速さ順では「 徒歩<自転車<バイク・ 自動車・電車」となるので、自分の体力や旅の期間で決めると良いですよ。

でも1番はやっていてどれがワクワク楽しいのかだと思いますね。

次にそれぞれの移動手段の特徴を紹介します。

徒歩

徒歩は全ての荷物を自分の身体に担ぎながらの移動になり、1日に進める移動距離が1番短い(25~40km)ので手段としては1番過酷な旅となります。

ゆっくりと移動できる分、その土地の空気をおもいっきり感じたり、色々な発見がある旅になると思います。

自転車

自転車は荷物を荷台に積載しながらの移動になり、1日に進める距離(50~100km)は徒歩より早く、バイク・自動車より遅いです。

その為、旅の移動が遅すぎず早すぎずの良い塩梅の移動手段となります。

長旅をするなら長距離を漕いでも壊れにくい頑丈な「ランドナー」「マウンテンバイク」「クロスバイク」の3タイプの自転車がオススメ。

中にはロードバイクやママチャリの人もいましたが、悪路や荷物の重さに耐えきれずによく車輪のフレームが歪んだり、スポークが折れたりして修理代で自転車本体以上の出費がかさむのであまりオススメできません。

バイク

バイクは自転車と同様に荷物を荷台に積載しながらの移動になり、1日に進める距離(100~350km)は最も速い部類に入ります。

ツーリングの楽しさや爽快感は随一である一方、身体にダイレクトに風や雨を受けることになります。

因みに日本一周を達成した僕が感覚的に旅人で1番多かったのがライダーだったと思います。

夏場のライダーハウスやユースホステルなどの安く宿泊できる施設の利用者の大半がライダーで、年齢も20~60台まで幅広いです。ライダーは結構ディープな面白い情報を持っていたりすることが多かったので、交流して情報交換してみると良いかもしれません。

自動車

自動車は最も多くの荷物を積載できると同時に1日に進める距離(100~350km)も最も速い部類に入ります。

移動の手段だけでなく、キャンプ場や宿泊施設以外に車中泊という選択肢もとれるので、体力を消耗せずに安定して旅ができます。

公共交通機関(電車)

公共交通機関で主に電車を使った移動手段をされている人は1日に進める距離 (100~350km) は最も速い部類に入ります。

荷物はバックパックかキャリーケースなどで十分で、駅周辺に宿泊施設がある土地を目指して行けばOKです。

観光や宿泊は駅周辺と限定される分、他と比べて体力の消耗がなく、交通事故の危険性もないので安心して旅ができるでしょう。

期間を決める

次に日本縦断・日本一周の期間を決めましょう。

これは学生なのか、社会人なのかで変わると思いますが、学生であれば多くの人は春休みや夏休みを利用して行っています。中には休学してそれ以上の期間を使って長旅をする人もいます。

社会人であれば、「仕事を辞める」「有給をとる」の2択になります。多くの人の場合は旅をする為に「仕事辞める」という選択肢をとっています。「有給をとる」という選択肢では「分割」でその都度前回の中断地点に戻る必要があるので、時間がかかりますが別に急いで達成する必要がない場合はこちらの選択肢も有りだと思います。

例えば自転車を移動手段とした場合、日本縦断では一般ルート「宗谷岬~佐多岬」でおおよそ1か月半~2か月ほどで達成できます。日本一周では海岸線を通る外周ルートではおおよそ6カ月~8カ月、全都道府県を通るルートではおおよそ8カ月~12カ月ほどで達成でき、基本的には春にスタートして冬になる前にゴールのパターンか、春にスタートしてそのまま冬は沖縄に越冬かスキー場などのバイトをして暖かくなったら再開してゴールというパターンになります。

移動手段のスピードによっておおよその期間が決まるので期限のある人は、移動スピードの速い手段を選ぶことをオススメします。

ルートを決める

期間を決めたら次にルートを決めましょう。

まずは目的に沿ったルート、例えば「47都道府県の県庁所在地を訪れる」だったら県庁所在地の都市を通るルートをざっくりと決めておきます。

その後1日にどこまで移動できるかを考えて、そこに食料を確保できる場所や宿泊または野宿できる場所があるかを見てルート選択をしていきます。

自分がどのルートを選ぶかによって徒歩や自転車の人は体力の消耗具合が変わってきますので、旅に慣れていない序盤は無理をしないようにした方が良いです。

特に山岳地帯や過疎地域は注意が必要で、その場所を通らなければならない場合は非常食を携帯しておきましょう。

実際ルートは旅中いつでもルート変更が可能なので、あまりガチガチに決めなくても大丈夫です。

10日もすれば1日のペースが分かってきて、ルート決めも大分慣れてくると思います。

国民健康保険・国民年金の手続きをしておく

仕事を辞めて旅に出る人は「 国民健康保険 」「 国民年金 」の手続きをしておきましょう。

その前に旅中は住所を今の住居で住民票をそのままにするのか、それとも実家のある市町村に住民票を移すかを決めておき、そのうえで国民健康保険、厚生年金から国民年金への切り替えの手続きを行って下さい。

まとまった費用を貯めておく

旅をするにはまとまった費用を貯めておく必要があります。

これが「食費」「宿泊費」「入浴費」「交通費」「観光費」「消耗品などの雑費」などの全てを賄うことになります。

これに加え、アクシデントが起きた時の予備の費用も用意しなければならないので、少し多めに持っておくことをオススメします。

一般的な旅費はおおよそ100万円以上は貯めておくと良いと思います。

1日3,000円使ったとして1年間続けるとすると109万5千円はかかる計算になります。

中には10万円から始める人もいるようですが、そのような場合は途中でアルバイトをしながら旅費を稼ぐという方法をとっています。

主なアルバイト先は夏は北海道のとうもろこし農家や牧場、鮭やホタテやコンブの漁業、秋には愛媛県や和歌山県のみかん農家、冬には沖縄のサトウキビ狩りや製糖工場、雪国でスキー場などの季節労働があげられますので、もし資金不足になりそうな人や経験してみたい人は参考にしてみて下さい。

全国で使えるキャッシュカードを作っておく

日本全国を移動して知らない土地にいるわけですから、いつでもどこでもお金を出せるように全国で使えるキャッシュカードを作っておく必要があります。

主にキャッシュカードを使うのがコンビニと郵便局ではないかと思います。

とは言っても今ではコンビニATMでほとんどのキャッシュカードが対応しているので、自分が持っているのが対応しているかどうかを確認しておきましょう。

郵便局ではゆうちょのキャッシュカードを使えば、手数料無料なので必ず作っておきたいカードです。

コンビニATMが使えるカードとゆうちょのカードの2枚持ちにして、メインの財布とサブの財布に分けて入れておくことをオススメします。

また最近ではスマホでのPayPayやLINE Payなどの電子決済も主流ですので、そちらにもいくらか入れておくのも良いでしょう。

装備を用意する

旅で装備品は毎日の生活に必要な物です。

公共交通機関(電車)利用の人以外は共通の装備品としては「バックパック」「衣服」「キャンプ道具」「アメニティ」「薬類」などを用意しておきます。

旅中に自分はどれを使ってどれを使わないのかは実際に始めてみないとわからないこともあって、装備品は後で減らしたり買い足すこともできるので、あまり気を張らなくても大丈夫かと思います。

体力をつけておく

これは主に徒歩と自転車を使った人に限りますが、大きな荷物を持って長距離移動という慣れないことを毎日するわけですから、旅初日に始めてやってみたらいきなりギブアップなんてことになりかねないのである程度の荷物を持ってトレーニングをしておく必要があります。

私が日本一周の旅に出る前は休みの日に積載無しの自転車で50~100kmを漕ぐといったことをやって、脚の筋肉をなるべく鍛えるようにしていました。

1度本番を見越した装備を担いでみて、そこから無理しない程度に重さを調整して歩いたり、自転車を漕いだりしてトレーニングを始めると良いかもしれません。

とにかく出発前にできるだけ体力をつけておくことをオススメします。

野宿経験をしておく

徒歩や自転車の旅になると野宿を必ず経験することになります。

ベッドや布団で寝るのと違って、テントは地面は硬いし、風に煽られたり、雨が降って浸水するかもしれないし、気温で暑い寒いはあるし、外の音が気になるし、野生動物や変人に襲われるかもしれないと沢山のリスクがある中で睡眠をとらないといけません。慣れないうちは精神的にも体力的にも辛いことになるでしょう。

その為、キャンプ場で数回テント泊をして、外で寝ることがどういうことなのかを経験をして慣れておきましょう。

後は自信を持って旅に出よう!

計画と準備をしっかり整えたら後は自分はできる!と自信を持って旅に出るだけ。

アクシデントは旅中に必ず付き物ですが、それをなるべく起こさない・対応できるようにしっかりと計画と準備しておくことが重要です。

最後に

日本縦断や日本一周は人生の中でも特に思い出に残る大きなイベントで、同じ日本ではあっても県を跨ぐごとに違う景色や文化が見えて毎日が冒険です。

一生の思い出になるように計画と準備はしっかりと整えて楽しい旅をして下さいね。

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