こんにちは、ロストマン(@the_lost_man77)です。
皆さんはキャンプ用のランタンにはどのような物を使われているでしょうか。
大まかにランタンには「LEDランタン」、「ガスランタン」、「オイルランタン」、「ガソリンランタン」、「キャンドルランタン」の5つがありますが、今回は昔から使用されているランタンの元祖「オイルランタン」の説明と商品を紹介していきたいと思います。
- オイルランタンとは
- オイルランタンの燃料
- オイルランタン使用時の注意点
- オイルランタンのオススメ紹介
- 【キャプテンスタッグ】CS オイルランタン
- 【カメヤマ】オイルランタン
- 【フュアハンド】ベイビースペシャル276 ジンク
- 【デイツ】ハリケーンランタン
- 【HOLMEGAARD】DESIGN WITH LIGHT HURRICANE LANTERN
- 【JD Burford】マイナーズランプ
- 【canalship】MINERS SAFETY LAMP
- 【canalship】ANCHOR LIGHT DEL8611
- 【Petromax】HK500 圧力式灯油ランタン
- 【Roost Outdoors】Brass Trawler Oil Ship Lantern
- 【Magischer Himmel】ブラス製 マーチャント ヴェゼル ランタン オイルランプ アンティーク仕上げ
- 【tonntyann】オイルランプ
- 【Murae】アンティーク オイルランプ POL-112
- 【Vapalux】M320
- 【Lynx Cabin】150CP
- 最後に
オイルランタンとは
オイルランタンとは、「灯油」や「パラフィンオイル」などを燃料としたオイルで灯芯と言われる燃料を染み込ませる芯を燃焼させて灯すランタンのことです。
小学校の理科の実験で使うアルコールランプのイメージで考えるとわかりやすいと思います。
基本的には画像上のような「ハリケーンランタン」と呼ばれるスタイルが主流で、嵐のような酷い天候でも炎が灯り続けられるとされています。そのしくみは上部にある穴から空気が入り両側のパイプから下部のバーナーに送り込まれることで燃焼効果が高まるからです。
つまみを回して芯の長さを調整することによって明るさを変えたり、ハンドルでテント内やフックにぶら下げられるので使い勝手も良好。またガソリンランタンよりは取り扱いや手入れが難しくないので、初心者でも気軽に使えるのもポイント。
オイルランタンの燃料
オイルランタンの主な燃料は、「灯油」と「パラフィンオイル」の2つです。
灯油(白灯油)
日常でも特に冬場の石油ストーブなどの暖房器具に使用することが多い灯油ですが、工業用の「茶灯油」と家庭用を「白灯油」と区別して呼ばれ、ランタンやランプには「白灯油」を使用します。
白灯油はガソリンスタンドやアウトドア店などで販売され、基本的な中身は同じです。また灯油は他にも「ケロシン」とも呼ばれていることもあります。
ガソリンと比べると価格も安いので経済的であり、引火点が40℃以上と高いので取り扱いも比較的安全に使用できます。
一方、石油ストーブ同様に臭いや煤の発生がしますので、ある程度の手入れが必要になります。
パラフィンオイル
パラフィンオイルは、ロウソクのロウ(パラフィンワックス)が溶けて液状になったものの事を言います。
引火点が40℃以上の灯油よりも高く、揮発性が低いため、他のオイルよりも安全性が非常に高いです。
このパラフィンオイルには様々な種類がありますが、不純物がほとんどないベースオイルは臭いや煤もほとんど出にくいので手入れも比較的簡単です。
また虫よけ効果のあるは虫の多い夏の季節にピッタリ。
オイルランタン使用時の注意点
オイルランタンを使用する時に注意すべき点があります。
灯油かパラフィンオイルを使用するオイルランタンには基本的には指定されたオイル以外のものは使用しないようにして下さい。
特に注意しておきたいのが、アルコールランプで使うアルコールは引火点が11℃前後で揮発性が高く、量が少ない場合に上部に揮発した蒸気と空気の混ざった可燃性ガスが生じて爆発の危険性がありますので、取り扱いには十分注意しましょう。
また、室内で使う場合は倒して火事や火傷をしたり、空気が籠ってしまい一酸化中毒になる危険性があるので換気を必ずしましょう。
持ち運ぶ際にもガラス製のホヤが割れないようにタオルなどの緩衝材で巻いたり、オイルはその場で使い切るかスポイトで抜く、あるいは新聞紙で吸わせてタンクを空にすると液漏れの心配もなく安全に運べます。
オイルランタンのオススメ紹介
オシャレでカッコ良いデザインのオススメのオイルランタンを紹介していきます。
【キャプテンスタッグ】CS オイルランタン
白灯油・パラフィンオイル専用のオイルランタンです。
ホヤにはお馴染みの鹿マークであるキャプテンスタッグのロゴ入りに加え、選べる3サイズ&カラバリ(ブロンズ、ブラック、カーキ、レッド)の4色展開で好みのランタンを見つけてみましょう。
【カメヤマ】オイルランタン
1927年の創業したローソク製造メーカーのカメヤマ株式会社からオイルランタンが発売されています。
見た目や使用感は従来のオイルランタンと同じではありますが、コストパフォーマンスが良く、初心者キャンパーでも手にしやすい価格が嬉しいポイントです。
またローソク製造メーカーということもあって、燃料となるパラフィンオイルの製造もしているのでこちらもセットで揃えてみるのも良いかもしれません。
【フュアハンド】ベイビースペシャル276 ジンク
FEUERHANDは1893年にドイツで誕生した灯油ランタンのオリジナルブランドとして100年以上の親しまれているランタンです。
亜鉛メッキ処理されたボディは錆びにくい上、雨風吹いても安定しながら燃焼するので使いやすいと評判。
芸人でありソロキャンパーのYouTuberヒロシさんも愛用している注目のアイテム間違いなし。
【デイツ】ハリケーンランタン
R.E. Dietz Company Limited (DIETZ)社はアメリカのニューヨークで1840年に創業のランタンです。
石油ランプの製造をはじめ平芯を使うランプを市場に投入し、その後も灯油を使うランタンの製造も始め、暴風雨の中でも使える現在のハリケーンランタンのスタイルを確立させました。
ボディの作りが丈夫で、塗装についてもムラやハゲが少ないので仕上がりも良く、金色の金具部分は高級感が漂うアイテムになっています。
【HOLMEGAARD】DESIGN WITH LIGHT HURRICANE LANTERN
デンマークで誕生したホルムガード社のDesign With Lightシリーズのオイルランタンです。
吹きガラスとステンレスに加え、天然革のレザーハンドルが加わることで独創的な組み合わせではありますが、どこか温かみのあるデザインが魅力的です。
環境にやさしいオイルランタンとグラスファイバーの芯を採用することで、使いやすさと安全性に配慮されています。
【JD Burford】マイナーズランプ
イギリス・ウェールズの金属加工会社であるJDバーフォード社のランプです。
マイナーズランプとは元々は鉱夫が炭鉱で使っていたランプのことで、炭鉱という過酷な環境でもタフに使うための特殊な構造によって十分な耐久性を持っているためアウトドアでも活躍します。
【canalship】MINERS SAFETY LAMP
携帯性に優れた、真鍮とコンビネーションが美しい小型のマイナーランプです。
真鍮製の磨き仕上げのボディに加え、ホヤが割れにくく、高い耐久性と耐風性を備えているのでアウトドアでの使用に向いているためヨットランプや小型の船舶などでも使われてきました。
ガラス芯は簡単に消耗することはなく、芯の調整は一度”炎高”が安定してしまえばメインテナンスフリーです。
【canalship】ANCHOR LIGHT DEL8611
真鍮ボディのカンテラタイプの船舶照明として利用されており、衝撃に強い分厚いホヤは遠くまで光を照らすような構造になっています。バーナー部分は棒芯を使用し、明るさは5W以下ではありますが、約40時間と長く燃焼が可能です。
真鍮製のボディを磨いて美しく輝かせて楽しんだり、または使い込んでくすんだ感じにして味を楽しむ経年変化を楽しめるランタンとなっています。
【Petromax】HK500 圧力式灯油ランタン
1910年にドイツで創業し、100年以上の歴史を持つ老舗アウトドアブランド「ペトロマックス」。
世界で初めて加圧式灯油ランタンを開発し、発明当初からほぼモデルチェンジをせずに、現在も製品展開をしています。ドイツ製ならではの性能の高さとその美しいデザインで、長年に渡り世界中のファンから絶大な支持を集めている人気ブランドです。
「HK500」は高さ40cm、200以上もの細かなパーツから構成される本格派ランタンで、その美しく完成された姿は、世界中のランタン愛好家たちから長い間支持され続けているモデルです。
ニッケルやブラスで仕上げられた艶感や質感はレトロで美しく、また400W相当の明るさはメインのライトとして十分に使えます。
【Roost Outdoors】Brass Trawler Oil Ship Lantern
トローラーランタンは約100年以上前にヨーロッパのトロール船で使用され、大きめのシェード(傘)が特徴的なランタンです。
真鍮のボディのため、経年することで酸化し色が変化します。その変化する色を楽しむも良し、磨いて輝きを取り戻すも良しと様々な表情を楽しみ方ができるのも醍醐味。
そのシンプルなデザインはテーブルを優しく照らし、キャンプサイトをノスタルジックな雰囲気にしてくれます。
【Magischer Himmel】ブラス製 マーチャント ヴェゼル ランタン オイルランプ アンティーク仕上げ
アンティーク仕上げの渋い雰囲気のオイルランタンです。
ランタン本体から取り外しが可能な小さなオイルタンクは、燃料を入れる作業の時にはとても簡単でスムーズに行うことができます。
ブラス(真鍮)製なので、使い込んでくすんだ色にして味を出すのも良し、磨き上げてピカピカに仕上げるのも良しなアイテムとなっています。
【tonntyann】オイルランプ
部屋の装飾用や屋外でのキャンプ用としても活躍する灯油ランプです。
オイル瓶はガラス製とアンティーク風の美しいデザイン性に加え、残りオイルの残量が確認ができるので便利な一面もあります。
【Murae】アンティーク オイルランプ POL-112
ホヤの部分は花の蕾をイメージしたような可愛らしいデザインで、インテリア色の強いオシャレなランタンです。
サイズは燃料タンク部分の太さと高さは350mlペットボトル程なので、持ち運ぶにもあまりかさ張らりません。
見た目もオシャレでそれほど大きくないので、部屋のインテリアだけでなく、屋外のアウトドアのシーンでも使えるアイテムとなっています。
【Vapalux】M320
Vapaluxは、1912年創業であるイギリスのWills&Bates社の技術を引き継ぎ、1台1台丁寧にハンドメイドされている加圧式ケロシン(灯油)ランタンです。
予熱はアルコールを使い、30回~40回程度のポンピングで十分な灯りを得ることができます。
フレームは腐食に強いアルミダイキャストを採用、真鍮製のタンクは渋いグリーンのマット塗装が施され、点灯時間は約10時間と2晩のキャンプでも予備燃料をもつ必要はない程の大容量。
現在入手困難なので、見つけ次第早めの購入をした方が良いと思われます。
【Lynx Cabin】150CP
比較的に小型な加圧式灯油ランタンです。
加圧式石油ランタンはポンピングをして点火をしたり、メンテと修理が必要なので初心者には不向き不向きではありますが、自分でやることで味が出たり愛着が湧くので逆にそれが醍醐味なアイテムです。
こちらも現在入手困難なので、見つけ次第早めの購入をした方が良いと思われます。
最後に
いかがだったでしょうか。
オイルランタンは使い方を間違えると危ないですが、その分昔ながらの渋い雰囲気を演出できるのでキャンプとの相性も抜群です。
是非お気に入りのランタンを見つけて、キャンプで使用してみて下さいね。