【登山レポート】日本百名山 鳥海山【象潟口(鉾立)コース】

日本百名山

こんにちは、ロストマン(@the_lost_man77)です。

山形県と秋田県の県境にあり、日本海に面した標高2,236mの「鳥海山」に登山に行ってきました。

またの名を「出羽富士」とも呼ばれ、山麓周辺の人々の守り神として古くから崇められてきたそうです。

四季の彩りも鮮やかで沢山の花を楽しむこともでき、山頂付近や湖沼に残った雪のコントラストとそのスケール感は目を奪われるほどの絶景でした。

今回は鳥海山の登山レポートを書いたのでよろしければ参考にしてみて下さいね。

山行データ

時期:2020年7月20日晴れ
場所:山形県飽海郡遊佐町吹浦
登山スタイル:日帰り周遊
パーティ:単独
登山タイム:8時間45分
登山コース:象潟(鉾立)コース

鳥海山とは

鳥海山は、標高2236m、東北第2の高さの独立峰で、海に面している日本では珍しい山です。5合目鉾立展望台からは、日本海が一望でき、奈曽川が深い樹林の下を流れるV字型の奈曽渓谷を眼下に見ることができます。春は新緑、秋は紅葉、夏には登山とシーズンを通じて多くの観光客が訪れます。鉾立は鳥海山登山口でもあり、山頂まで約4時間半で登ることができます。登山道中継地点、7合目御浜標高1700mには、「鳥海湖」があり、東側の扇子森や長坂道の南西斜面は、鳥海山隋一のお花畑、ハクサンイチゲ、ニッコウキスゲ等(7月頃)の群落があります。鉾立までは、鳥海ブルーライン(4月下旬~10月)を通り車で行くことができ、買い物や食事ができる稲倉山荘、鳥海鉾立ビジターセンターでは鳥海山についての展示物があります。

出典:一般社団法人にかほ市観光協会

登山コース

象潟口(鉾立)コース

鉾立(80分)→賽ノ河原(40分)→御浜小屋(60分)→七五三掛(100分)→御室(20分)→新山(10分)→御室(80分)→七五三掛(50分)→御浜小屋(50分)→賽ノ河原(30分)→鉾立(60分)

コース全体を通して見晴らしが良く眺望を満喫できるメジャーコースです。登山道は良く整備され道幅も広く、歩を進めるにつれ背には水平線まで見渡せる日本海、前方には鳥海山最高峰の新山や七高山、それらを取り巻く外輪山などが織り成す絶景が楽しめます。

出典:YAMAHACK
鳥海山 モデルコース
出典:日本百名山登山支援

登山時期

鳥海山 登山時期画像
出典:日本百名山登山支援

登山開始

住んでいる新潟から夜の1時に車を使って山形と秋田の県境にある鳥海山を目指して出発。

鳥海山に行く道には鳥海ブルーラインを登って行くことになりますがこれがとにかく長いです。

AM8:07 麓から登山口のある五合目の象潟口(鉾立)コースの駐車場まで40分くらいかけて到着です。

標高1,150mで駐車台数300台のレストハウスやビジターセンター、トイレ、山小屋があるので休憩や準備するにはとても充実しています。登山者は専用の駐車場が設けてあるのでそちらへ。

AM8:16 駐車場からすぐに象潟口(鉾立)コースの登山口があります。登山届を書いていざ出発!

最初はコンクリートで舗装された道を歩くことになり途中に展望台があります。

展望台からは鳥海山の姿を一望できるとても良い眺めとなっています。登山者以外の人でもここまでは簡単に5分で来ることができるので少しだけ見るだけでも良いと思いますね。

道が良く整備されているので歩きやすいです。

ものすごい数のトンボが飛んでいるのでうっかり踏んでしまいそう。

AM8:42 1km歩くと秋田県と山形県の県境を示す標識がありました。その先は秋田県。

段々と傾斜が上がってきます。

ニッコウキスゲ

風が通るたびひんやりとした空気が火照った身体には気持ちが良く感じます。

チングルマ

7月後半でも雪が残っていましたね。

AM9:12 六合目「賽の河原」に到着です。雪解け水が溶けてできたような川が流れています。濾過器を持っていればここで給水できるポイントです。

まだまだ石畳の道が続いてくれるのはありがたい。

素晴らしい雪渓が連なっています。

肌焼けるように日差しが強い。飲み物がどんどん減っていきます。

AM9:40 七合目「御浜」に到着です。

眺めは最高。日本海が見えます。

休憩所があり、コロナで使えないと思っていましたが無人ですが利用することができます。その場合は料金200円かかるそうです。

そして休憩所の直ぐそばには見事なお花畑と「鳥海湖」が望めます。山頂までまだまだですが途中にこんな絶景があるとは。

山頂はより険しくなっているのが遠目でもよくわかるほど。

AM10:05 「御田ヶ原」に到着です。山頂まで3.6km。

ここからアップダウンを繰り返す山道となるようです。それにしても景色が素晴らしい!

AM10:17 「御田ヶ原」に到着です。下ってきたら次は登り返し。山頂まであと3.2km。

AM10:24 「八丁坂」に到着。残りは2.7kmまできたところでガスに覆われてきました。

さっきまで晴れてたのに。

進むにつれて道が荒くなってきました。

大きな岩場が立ちはだかり、ここは気合を入れて登らなければいけない。

AM10:34 「七五三掛」の付近に着きました。もう少しで外輪山と千蛇谷の分岐に到着します。

気づいたら千蛇谷のコースに向かっていました。結構危なっかしい場所ですぐ横は崖。

道幅が狭いのに藪漕ぎがあったりして油断ならないです。

登りが終わると下るので全然進まない。

ここを下るのですが、石がゴロゴロとしていて足場が滑りやすくなっているので慎重に。

下り終わると大きな雪渓が目の前に現れました。

雪渓を横切ると登山道があるのでそこを進んでいきます。

この崖にかかっている雪のカーテンが美しい。つい何度も見てしまいます。

AM11:25 頂上までもう少し。突如⑥番と書かれた標識があるのでこれが上に行くまでの指標になるようです。

見た目よりも急で日差しも強いので直ぐにバテテしまいます。休もうと思っても日陰がなく厳しいので、さくっとパンだけ食べてゆっくりと確実に登ることに。

PM12:08 山頂まで目と鼻の先まで登りきると頂上小屋がありました。残念ながら小屋は営業しておらず、外に併設されたトイレは使えるようでした。

さて、山頂はすぐそこ。

ラストはほぼ垂直の岩場を這いつくばって登ることになります。手と足を置く場所をきちんと確認しながら行かないと真っ逆さま。

洞窟のような岩のはざまを通ったりとなかなかスリリング。

鳥海山山頂

PM12:45 鳥海山(新山)山頂に到着です。ラストは怖くてヒヤヒヤしましたが、無事に来ることができて良かった。山頂は狭く、3~5人ぐらいしかスペースがないのであまりゆっくりはできないです。

ひたすら岩が積み重なっている様子。

外輪山コースの尾根が見えています。

山頂からの景色は付近までしか見られなかったので展望はそこまでかなという印象でした。

帰りは外輪山コースを通ろうかと思いますので、雪渓を渡ります。運よく人が通って踏み固められた道がありました。

ここも登りがいがありますが、山頂の岩場を経験した後だとこれでもマシに思えてしまいますね。

振り返るとスキー場よりエグイ角度ですよ。

PM13:40 尾根まで登ってきました。ここは地面が安定しているのでとても歩きやすそう。

山頂に残る大きすぎる雪の塊は圧巻!

ここからだと小屋がミニマムサイズ。

この長い尾根をひたすら歩いて行きます。

分岐点が多いので標識があるのは有難い。僕は御濱方面に行くことになります。

千蛇谷コースを遠くから見ると、登っている時には気づかなかったですが凄く急だったんですね。これはバテるはずです。

七五三掛まで0.8km。

道が狭くなってちょっとした藪漕ぎをしながら進みます。残りの水が200ml程しかないので口がカラカラ。日差しが強いのでこれでは体力が持つのか怪しくなってきました。

暑すぎて雪が食べたい。

PM15:00 七五三掛に戻って来たのですが、水がもう一口しかないので割とヤバイ。

PM16:04 1時間気合と根性で足早に進み、賽の河原で飲めそうな雪解け水を発見。

浄水器を忘れてしまったので一応タオルで濾過しながら補給しました。命の水とはこのことなんだと実感。これで最後まで行ける!

PM17:01 下山完了。思ったよりもコースタイムが長くて、持ってくる水の量を間違えてしまったのでキツイ山行になってしまいましたがとても素晴らしい景色が見れたので終わってみると楽しかったです。ギリギリ17時過ぎてしまい稲倉山荘の売店がしまってしまい、山バッジの購入できませんでしたが、次の日に購入しに行きました。

注意点

  • 千蛇谷コースは足場が狭いうえに藪漕ぎもあり、足を滑らすようなゴロゴロした石がある大変不安定な場所です。
  • 山頂の岩場はほぼ垂直で手と足を置く場所をよく確認しながらで、少しのミスで真っ逆さまになります。
  • コースタイムが長く、水を給水できるポイントが賽の河原くらいしかないので最低でも2L以上の水を持っていくべきでしょう。

鳥海山の周辺施設

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最後に

鳥海山は自転車で日本を旅している時から綺麗だなと思っていましたが、登山という趣味を見つけてからまさかこうして登りに行くとは考えられなかったです。

登山口が多くどこにしようか迷いましたが、車で五合目まで無料で行けるので象潟(鉾立)を選びましたが、思ったよりはコースタイムが長くて登りごたえのある山でした。

さくっと登って下りる予定でいたので水を1.1L持っていき、途中で給水ポイントがあるばかりと思っていたのでこれは大誤算で反省。

苦しい場面もありましたが、鳥海湖や雪渓を見ることができたので良かったです。次は別の登山口から挑戦してみたいですね。

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