こんにちは、ロストマン(@the_lost_man77)です。
今回は大雪山にて北海道最高峰の旭岳です。
ここは北海道に来ているなら絶対に外せない山だなと思っていました。
そのせいか前日はワクワクしすぎて一睡もできずに朝を迎えてしまいましたが、登山が始まるとそんな眠気はふっとんでしまいました。
御鉢平のとてつもないスケールと沢山の花を見れたのでとても有意義な山行になりました。
旭岳とは
旭岳(あさひだけ)は、北海道上川郡東川町にある火山である。大雪山連峰の主峰で標高2,291m。北海道最高峰。
東川町の旭岳温泉から姿見の池(標高1,600m)まで大雪山旭岳ロープウェイがあり、比較的手頃な登山が楽しめるとあって、多くの登山者が訪れる。姿見の池付近はなだらかで高山植物が広がり、本州では3,000m級の山にしかないような植物を見ることができる。また運がよければシマリスの観察もできる。
出典: ウィキペディア(Wikipedia )
登山コース
旭岳温泉コース
コース全般はガレ場や岩場が続き、姿見の池から山頂までの距離は約2kmで高度を600m上げる為、急な登りになっています。
またロープウェイを使わず山麓の登山口から登る場合は
上りで5時間20分、下り3時間45分の総距離11.7kmとなるので健脚な人が望ましいです。
総距離 | コースタイム | 標高差 | 日程 | 難易度 |
---|---|---|---|---|
5.1km | 上り2時間50分+下り2時間5分 | 679m(姿見駅から) | 日帰り | 初級 |
YAMAPから登山コースの地図をアプリにインストールしておきましょう。
登山時期
AM6:20 大雪山旭岳ロープウェイ乗り場の旭岳駅にやってきました。
往復料金3,200円でした。
下道から行くとなるとロープウェイの終着駅まで登りで約2時間10分下りで1時間50分かかるのでそこからさらに旭岳まで行くとなるとかなり時間がかかります。
ここは高い料金を払って時間を買う方が無難ですね。
かなり大きなロープウェイです。
ここから10分間空の旅に出発!
AM6:42 終着駅の姿見駅に到着。
ここにはフードコナーや売店、トイレがあるので行く前に準備を整えておけます。
テラスからは旭岳が目の前に!
姿見の池までには色々な散策コースがあるので登山が目的でない人でもお花畑を見ながら楽しめるようになっています。
登山開始
AM7:00 奥の方でガスが噴出してますが大丈夫かな。
綿気のチングルマ
AM7:12 姿見の池に到着。
旭岳石室もありますが、緊急時以外の使用は禁止になっています。
少し風が吹いていたので池が鏡面にならず逆さ旭岳を見れず。
まだ勾配も緩やかで歩きやすいです。
横にはガスが噴出していますが、そこまで煙たくなかったです。
進行方向右側にトムラウシ山が見えますね。
段々急になってきて息が上がってくるようになってきました。
AM8:44 金庫岩に到着。
右側のが多分金庫岩だと思います。
旭岳山頂
AM8:55 旭岳山頂に到着。
姿見駅から2時間かからなかったのですね。
三角点があったので、記念にタッチしました。
北海道一高い山から見る景色は最高です!
地平線の彼方まで北海道の広大な大地が続いていますよ。
向こう側に見えるのは安足間岳ですかね。
熊ヶ岳が見えます。
時間もあるのでそちらの方まで行って御鉢巡りをしたいと思います。
AM9:31 雪渓がまだ残っています。滑るー。
これはなんでしょう?ちっちゃくて可愛らしいですね。
ミヤマリンドウ
チングルマ
これはツガザクラ?
AM9:43 一旦下まで下りてきました。
雪解け水でできた小さな川あってその音を聞きながら歩くのは気持が良いものです。
AM10:51 熊ヶ岳 に到着。
広大なすり鉢状な火口があり写真に入らないくらいのスケール感!
この先にある御鉢平はこれよりも大きいらしいのですが、一体どれくらいの大きさなのか検討がつきません。
イワギキョウ
ショウジョウバカマ
AM10:51 間宮岳に到着。
このすぐ傍で大雪山の一番有名な御鉢平が見えます。
これがバーーンと広大な所が御鉢平。
先までの熊ヶ岳にあったものより何倍もの大きさがあり、大自然の力強さを感じます!
また別名を有毒温泉と言われています。 「有毒温泉」の名前は、温泉とともに、強力な毒性を持つ硫化水素の火山ガスが噴出していることによるもの 。しばしば、噴出する硫化水素のガス中毒により倒れたヒグマやキタキツネなどの野生動物の死体が見かけられるといいます。
ロープウェイ代は高かったですが、これを見る為なら安いと思いますよ。
さて、大いに堪能したので下山します。
イワブクロ
AM11:53 右側の旭岳まで戻ります。
見て下さい。ほぼ垂直でただでさえ登りにくいのに砂利道なのでとにかく滑り、尚且つロープも途中までしかなく足場が超不安定。
エゾノコザクラ
この時に目に少しばかり痛みがありました。
火山だと砂や灰がガラス質でできているらしいので、普通に目にゴミが入った時とはチクチクするような痛みがします。
この時は目を洗える場所がなかったので早く下山したかった。
帰りにもう一度姿見の池に来ました。
少しだけ鏡面になってくれてました。
ミヤマアキノキリンソウ
綿毛が多めのチングルマ
AM14:25 下山完了。この後、目を洗いましたが10間程痛みが続いたので今後火山に行く時は注意しないといけないですね。
注意点
- 火山帯は灰や砂がガラス質を含んで居る為、目に入るとチクチクと痛みが走ります。ペットボトルに水を入れておき、すぐに洗い流せるようにしておきましょう。
- 頂上付近は急坂の岩場が続き、道の目印となる「金庫岩」と似た「ニセ金庫岩」があることもあり道に迷いやすい です。
- 帰りのロープウェイの運航は17:00までなので時間と体力を考えて計画を立てるようにしましょう。
- 北海道の2000m級は本州の3000m級の気候に匹敵すると言われ、夏でも天候が急変すると低体温症による死者が出るほどであることから服装には気を付けておきましょう。
旭岳の周辺施設
最後に
北海道最高峰の旭岳はロープウェイや温泉が近くにあって初心者の人でも快適な登山を楽しめるようになっていました。
またロープウェイ乗り場から降りて2時間半で山頂に到着できるので、物足りない人はその先に行って御鉢平の圧倒的スケール感を見に行くのもありです。
次回登る機会があれば旭岳から黒岳まで大雪山縦走をやってみたいものですね。