【登山レポート】日本百名山 トムラウシ山【トムラウシ短縮コース】

日本百名山

こんにちは、ロストマン(@the_lost_man77)です。

今回はトムラウシ山に行った時の記事を書いて行こうと思います。トムラウシ山といえば、ツアーガイドを含む登山者8名が低体温症で死亡した事故がありました。

夏山だろうと油断は禁物です。ですがトムラウシ山の景色は思わず息をのむ程の手つかずの自然が多く残り、一度は見ておきたい景色と言えるでしょう。

山行データ

時期:2019年8月18日 晴れ
場所:北海道上川郡美瑛町字白金
登山スタイル:日帰りピストン
パーティ:単独
登山タイム:10時間9分
登山コース:トムラウシ短縮コース

トムラウシ山とは

トムラウシ山(富村牛山、富良牛山)は、北海道中央部、上川管内美瑛町と十勝管内新得町の境にそびえる大雪山系南部の標高2,141 mの山。「大雪の奥座敷」と称される。地元では昔から「カムイミンタラ」(神々の遊ぶ庭)として崇められてきた。日本百名山に選定されている。

出典: ウィキペディア(Wikipedia)

登山コース

トムラウシ短縮コース

唯一、日帰りで山頂を目指すにはこのトムラウシ短縮コースしかありません。しかし日帰りといえど総距離が16.9kmでコースタイムが11時間50分かかり、岩場のペイントが分かりずらく道迷いになり易く、泥濘や急登が続き健脚者向けのコースです。また登山口に行くには車を使った移動が必須となります。

総距離コースタイム標高差日程難易度
16.9km上り6時間50分+下り5時間1,175m日帰り上級
出典:日本百名山登山支援

登山時期

出典:日本百名山登山支援

AM06:42 国民宿舎東大雪荘より車で約15分の位置にあるトムラウシ短縮コース登山口の駐車場になります。

バイオトイレが設置されているので出発前の準備には助かります。

ここが登山口となります。

入山届の箱や看板が立っているのでわかりやすいですね。

昨日は雨が降っていないのにこの泥濘は凄いですね。

AM07:03 温泉コース分岐点に到着。

ここが短縮コースとトムラウシ温泉コースが合流するのでここからは1本のルートとなります。

下山時はコースを間違えると大変なことになりそう。

ミヤマアキノキリンソウ

AM07:38 カムイ天井に到着。

登山口からしばらくは泥道が続いていたので気を付けて歩きましょう。ここは草木に覆われていて残念ながら展望はありません。

特に泥が酷い道は木が敷いてあって歩きやすくなっていました。

最近設置されたらしいです。

ミヤマサワアザミ

ヨツバヒヨドリ

本当にいつ泥道が終わるのかわからないです。

綿毛のチングルマ

ミヤマリンドウ

ダイセツトリカブト

AM08:58 コマドリ沢出合分岐に到着。

ここで少し獣臭がしたので休憩を取ろうと思いましたが辞めることにしました。 この先にある前トム平までは、ヒグマが確認されているので熊鈴などで大きな音を鳴らしながら警戒しながら歩きまます。

水が透き通っていてとても綺麗な沢です。

しかし、エキノコックスが怖いので飲むのは我慢。

沢を過ぎるとここからさらに斜度が上がり急な岩場になっていきます。

ですが、綺麗な色鮮やかな花が所々に咲いているので疲れたらそれを見て楽しみながら登っていました。

チシマキンバイ

エゾウサギギク

ヨツバシオガマ

エゾフウロ

ウメバチソウ

ハイオトギリ

エゾツツジ ?

ミヤマリンドウ

AM09:17 前トム平かと思ったらまだまだ先のようです。

大きな岩場が立ちはだかります。

足を踏み外さないように慎重に岩と岩を渡っていきます。

横を見ると見事稜線。

AM09:44 ようやく前トム平に到着です。

開けた場所に出てこれたのですが、 約3時間は登って来たのにトムラウシ山の山頂の姿はここからは確認できず。

10分程登るとガレキの石でできたケルンがありました。その奥に見えるのが山頂です。

ここではナキウサギの「キュ、キュ」と鳴く声がよく聞こえてきます。

ここで休憩するにはもってこいの場所です。

大きな岩場を登る回数が段々と増えてきました。

上からはトムラウシ公園が見え、雪解け水でできた池があります。

トムラウシ山に残る万年雪。

まるで絵画の世界に入ったかのような幻想的で美しい風景です。

AM10:24 標高約1,760mにあるトムラウシ公園まで一旦下りてきました。ここを下りる際に岩場を通るルートが分かり辛く、四苦八苦しながらあっちでもないこっちでもないと戸惑ってました。

ここは夏になり雪解けが進むと、チングルマなど高山植物のお花畑が一面に!雪解け水の小川も流れており、気持ちの良い空間を散策できます。

池塘の傍にある巨大な岩。トムラウシ公園の主のようなたたずまいです。

トムラウシにある岩々は特徴的なものが多く見ていても飽きないです。

ハクサンチドリ

チシマギキョウ

AM11:02 南沼キャンプ場に到着。

辺りが緑が広がるキャンプ場になって、携帯トイレのブースも設置されています。

日帰り登山が難しい人はここでキャンプをして1泊することもできるので無理をしないようにしましょう。

南沼キャンプ場からの道はさらに険しい岩場の傾斜が続き、心が折れそうになりますがもう少し。

トムラウシ山山頂

AM11:27 ついにトムラウシ山に到着!

標識の横に一等三角点を発見。

深い青色をした北沼と雲海。
まるで空中に浮かぶ楽園のように見え、まさに「神々の遊ぶ庭」。

前トム平やトムラウシ公園を一望。
山脈にかかった雲が滝が流れるように下りてきている様子は素晴らしいです。
1時間程景色を眺めていたら、団体さんがやってきたので一目散に撤退して下山開始。

下山中に再びケルンがある岩場に行くと運良くナキウサギの姿を見ることができました。

昔から姿を変えずに生きてきた動物で冬場でも冬眠はしないそうで、外敵となる狐や鳥から身を守るため岩の隙間にねぐらを作っているなんとも可愛らしいやつです。

動きが素早く小さい為写真で撮るのは中々難しく、30分以上は探していました。

真ん中にいる後ろ向いているハムスターみたいのがそれです。

長時間の歩行で左足の膝が痛みだし、歩くのが苦しくなってきましたが日が暮れるとまずいのでここは歯を食いしばって我慢。

そんな時にたまたま近くいたおじさんが湿布とポールを1本貸していただきました。

体力的にも精神的にもかなり消耗していたので大変助かりました。

PM16:51 ふーやれやれ、無事に下山することができました。
あまりゆっくりできなかったけどトムラウシ山の絶景を一度目にできて良かったです。

車で15分で東大雪荘に到着し、温泉に入りゆっくりしました。
ここに山バッジが売っているので集めている人は忘れずに!

因みに東大雪荘まではバスで来ることができますので、トムラウシ温泉コースで登山するのであればこちらを利用するのも良いかもしれません。

しかし、短縮コースの登山口まではバスで行けないのと、タクシーを使って登山口まで行けてもトムラウシ温泉発のバスの最終便は16:15までなので日帰り登山では、かなり体力のある人でないとこの時間には間に合わないので注意です。

トムラウシ温泉から短縮コース登山口まではさらに8kmあるので車の移動必須です。

コンビニのある町までは約45kmあるのでトムラウシ温泉に来るだけでもかなり大変です。

山とは関係ないですが個人的に紹介しておきたいのが日本一山奥にある学校「新得町立富村牛小中学校」。

この地域は日本で離島以外で唯一、「僻地等級5級 」に指定されている全国的に珍しい場所です。

トムラウシ温泉まで約45kmの長い道のりに、集落や建物がない僻地の中の僻地にまだ子供が通っている学校が突然現れたので衝撃的でした。しかもかなり建物が綺麗。

昔日本全国を旅してきてきましたが、まだまだ自分の知らない凄い場所は存在するんだなと思いましたね。

一見の価値有りなので是非登山ついでに見てもらいたいです。

注意点

  • 短縮コースにはバスが通っていないので車を運転していくか、タクシーでないといけないです。
  • トムラウシ温泉発のバスの最終便は16:15までなので日帰り登山ではこの時間には間に合わないので注意です。
  • ヒグマが多く目撃されているので鈴などの大きな音の出るものを携帯しておくこと。
  • トムラウシ山遭難事故のように夏山でも天候が急変すると低体温症で命の危険があるので温かい服装を持っておきましょう。
  • 歩行時間が長いのと泥や岩場などの足場が不安定な個所が多く、足を痛めやすいのでトレッキングポールが必要だと思いました。

トムラウシ山の周辺施設

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最後に

登山口に行くだけでもかなり大変だが、さらに山頂までが泥や岩場が多くとんでもなく険しくて長いコースで体力的にはかなりしんどかったです。

ですが、その分絵画のような幻想的なトムラウシ山の風景やそこに根付く数多くの花、貴重なナキウサギは見ることができたので「神々が遊ぶ庭」と呼ぶにふさわしい大変素晴らしいものでした。

もう少しゆっくりとその世界に浸っていたかったですが、日帰りではそうも言っていられずで今度は大雪山縦走の際にもう一度来てみたいです。

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