富士山の山岳遭難事故が多発!富士登山前に注意したいことと対策

登山関連

日本の最高峰富士山(3776.12m)は誰も知っている日本を代表する山です。

その美しさやアクセスのしやすさ、登山道の整備がされていることから登山家や観光客にとても人気のある山となっています。

しかし、その背景では体調不良や滑落などの山岳遭難事故が毎年のように発生しているのをご存じでしょうか。

気軽に登れると思って十分な備えをしないでいると自分がそのようなことになる可能性があります。

今回は富士山の山岳遭難事故の多発について、登る前に注意したいことと対策を紹介していきます。

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富士山について

富士山は、山梨県(富士吉田市、南都留郡鳴沢村)と、静岡県(富士宮市、富士市、裾野市、御殿場市、駿東郡小山町)に跨る活火山です。

日本最高峰(剣ヶ峰)の独立峰で、標高3776.12mと古くから霊峰として信仰され、浅間大神を祀る浅間神社が山頂をはじめ周辺地域に複数点在しています。

その美しい神秘的な風貌は日本国内ならず国外でも日本の象徴として広く知られ、近年では富士登山がレジャーとして人気を集めています。

登山ルートは、吉田ルート・須走ルート・御殿場ルート・富士宮ルートの主要4つのルートから登ることができ、5合目~山頂まで登山道は整備され、飲食の販売や山小屋といった宿泊施設が設けてあります。

登山時期は各ルートが毎年おおよそ7月 1日〜 9月10日までとなっています。

富士登山の山岳遭難事故に注意

参考に上記にある動画をご覧ください。

富士山は登山ルートが整備され、途中に山小屋がいくつもあるので割と登りやすいと言われてはいて、登山シーズンになると多くの人で賑わう様子が見られます。

しかし、将来一度は登ってみたいということで、十分な備えがない人や休憩を取らずに夜通し登山したり、無理して登頂しようとする人(弾丸登山)が観光気分で登ってはみたものの山岳遭難事故に遭うトラブルが多発しているのだそうです。

山岳遭難事故は主に高山病・発熱・吐き気、道迷い・疲労困憊・低体温症・転倒・滑落などがあり、自力で下山できない危険な状態に陥ることがあるので山岳救助隊の要請が必要になります。

なので、富士登山は「初心者でも簡単で登れる」というよく耳にするフレーズに騙されると痛い目に遭うので注意が必要です。

富士登山の対策

装備を揃える

登山の基本的な部分は装備を整えることです。ここを怠るともしものトラブルの時に自分ではどうしようもなくなるので、しっかりと装備を整えましょう。

登山で必要な装備
  • 【靴】登山靴、トレッキングシューズ
  • 【雨具】セパレートタイプのもの
  • 【服装】防寒着
  • 【肌着等】速乾性のもの
  • 【帽子】日除けの帽子
  • 【ライト】ヘッドランプ
  • 【水】水分補給用(1~2L以上)
  • 【行動食】手軽に食べられるお菓子等
  • 【ゴミ袋】ゴミ持ち帰り用
  • 【お金】小銭、現金(20,000円)※支払いにカードは使えません
  • 【地図など】登山地図、コンパスなど
  • 【その他】サングラス、日焼け止め、携帯電話、医薬品、健康保険証、タオル、防水バッグ、酸素缶、トレッキングポール

休憩をきちんと取る(弾丸登山をしない)

登山に慣れていない人は休憩を取らずに夜通し登山したり一気に山頂まで登ろうする弾丸登山をする場合が多いです。たとえまだ体力が余っていても、確実に体に疲労が蓄積していくので、突然倦怠感や吐き気、体の痛みなどの体調不良に見舞われます。

富士山では5合目~山頂までの間に休憩ポイントが節目にあり、ベンチが設置してあったり飲食の販売もしているのできちんと休憩を取るようにしましょう。

ご来光(日の出)を見るのであれば山小屋に宿泊は必須なので、事前予約をして下さい。

天候を確認する

山の天気は変わりやすいと言われてはいますが、天気予報で確実に雨や強風と悪天候と予報されている場合は無理に登山しないようにしましょう。

天気の気温や風向きでその日の登山に適しているのか分かる「てんきとくらす」と言うサイトがありますので、これを参考にしてみるのも良いでしょう。

因みに「てんきとくらす」の富士山の情報はこちら

トレーニングをしておく

富士山は登りやすい山と言われてはいますが、あくまで登山ルートが整備され、途中に山小屋がいくつもあるからで、全く登山や運動をしない初心者が全員何事もなく登れるという意味ではありません。

その結果、疲労困憊や吐き気で山岳救助を要請する事態を招いてしまいます。

実は富士山は登りよりも下山がキツいと言われています。下山では登りの時に溜まった疲労に加え、脚などの下半身に装備を含めた全体重を支えなければいけないので、途中で肉離れや捻挫などの激痛で動けなくなることが多いのです。

そのため、富士登山をする前に低山を登ったり、筋トレやランニングなどのトレーニングをして筋力・持久力アップと急激に心拍数を上げても大丈夫な体作りをしてからにしましょう。

ネットから登山道具のレンタルできます

登山道具を持っていない方や装備に不安にある方は是非「やまどうぐレンタル屋」をご利用してみてはいかがでしょうか。

悪天候や体調不良でキャンセルしても全額返金となりますので、気軽に申し込んでみましょう。

レンタルはこちらから⇩

最後に

日本を代表する富士山は、日本で一番の高さとその美しさから一度は登ってみたいと誰もが憧れています。

ただ、最近の富士登山では観光の要素が強く、十分な備えがないまま挑戦している人が増え、山岳遭難事故もそれに伴って増えてきています。

実際に自分がそのような事故起こしてしまわないためにも、自分でできる対策をしっかりとしておきましょう。

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