【レビュー】モーラ・ナイフ「Companion Heavy Duty」は買って正解だった!

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こんにちは、ロストマン(@the_lost_man77)です。

焚火をしていてホームセンターで売っていた薪を切らずにそのまま入れても別に問題がなかったのですが、フェザースティックやバトニングがやりたいということで丈夫なナイフが欲しくなりました。

初心者にも手にしやすく、丈夫でしっかりした作りのナイフはどれが良いのかと思い「モーラ・ナイフ」というスェーデンが原産のナイフが良いなと思いました。

今回はそのモーラ・ナイフの安くて人気のあるカーボンスチール製「Companion Heavy Duty」を購入したのでそのレビューになります。

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「モーラ・ナイフ」とは

出典:モーラナイフ・ジャパン

「モーラ・ナイフ」(スウェーデン語: Morakniv、英語: Mora knife)はスウェーデン中部のモーラ地方の伝統的なナイフとして製造・販売されているブランドです。

職人たちの手で伝統的に受け継がれてきた製法による丈夫な刃とラバー素材で作られたグリップは現在でもスウェーデンの多くの人がナイフと言えば「モーラ・ナイフ」と言われる程のシンボル的な存在になっています。

1600年頃に切れ味の優れたナイフの生産の有名な地域になり、1891年にモーラ―地方の郊外でモーラナイフの最初の工場となる会社が設立されました。

2005年には系列の2つの会社が合併し「モーラオブスウェーデン」としてさらに最新の技術を加えた幅広いラインナップのナイフを製造し続けており、2016年にはブランド名である「モーラ・ナイフ」を正式に社名となりました。その品質はスウェーデン国王からも高い評価を受け、スウェーデンを代表するメーカーのみに与えられる王室御用達の認定を受けています。

日本では株式会社アンプラージュインターナショナルが正規輸入代理店となっています。

公式HPはこちら「モーラナイフ・ジャパン

モーラ・ナイフのカーボンスチールの基本スペック

出典:Amazon
ブランド名Morakniv(モーラナイフ)
サイズ刃体の長さ:約10.4cm 全長:約22.4cm 刃厚:約3.2mm
重量約101g(ナイフのみの重量)
素材ブレード素材:カーボンスチール ハンドル素材:ラバー
付属品ナイフ本体、プラスチックシース
原産国スウェーデン
価格(Amazon)¥2,640(税込)

※18歳未満の方はこの商品を購入しないようお願いします。

実際の商品

パッケージはブリスターで内容物が見えるようになっています。

思ったよりも工作ナイフっぽいデザインですが、こういうのは機能性を重視するので問題なしです。

パッケージ越しでもナイフの刃の鋭さが際立っているので、どんなものでも切れそうな予感がします。

店頭で買う時には実際の大きさや刃厚が分かりやすく、購入者には失敗が起きないように親切なパッケージですね。

原産国のスウェーデンからの輸入品なのでパッケージの裏は英語表記のまま。

開封させてみました。

刃が凄くピカピカで使うのがもったいないくらいに綺麗。

刃厚が3.2mmあるので、硬い物を切る場合でもブレずに切れそうです。

シースはカチッとハマるので、入れている状態で勝手に中から出るようなことにはならない仕様になっています。

またシースの裏には大きいクリップになっています。

このようにズボンに装着できるので、キャンプ中いつでもナイフを取り出せます。

実際にナイフを使ってみた

ハンドル部分は手になじみやすく、ラバー素材なのでしっかり捉えて滑りにくいです。

このナイフの刃厚が3.2mmと若干厚めなので薄く切るには慣れやコツがいりますが、開封した研いでいない状態でも切れ味が良く、刃がスムーズに入るのでフェザースティックを作るには十分でした。

これ以外にも料理で野菜を切ったり、釣りなどで魚を締める(カーボン製は錆るので加工が必要)ことができそうです。

気になるバトニングをするにもフルタングではありませんが、刃厚が約3.2mmと分厚いのでこの程度の薪であれば特に問題なく薪を割ることができます。

モーラ・ナイフは使っていて楽しいナイフですね。

初めてのキャンプはこれが一本あれば、特に不便さを感じることはまずないでしょう。

良かった点

コスパが良い

他の有名なメーカーのナイフはカッコ良いデザインと機能性に優れていますが、いざ買うとなると1万円~3万とそれなりにしますので初心者が買うには手が届きにくい価格帯です。

ですがこのナイフは価格が2000円台でしっかりと木を削ったり、薪を割ったりできると高く評価されているのでコストパフォーマンスはとても良いです。

グリップ力があるので滑らない

ハンドルが木製のものはアウトドア感が出ていてカッコ良くてオシャレだと思いますが、濡れていたり油が付いた状態になると余計に滑りやすくなります。

こちらはラバー製となっているのでしっかりと手から放れずに使うことができます

その為作業時に誤って手が滑って大怪我なんていうリスクが減るので安心感がありますね。

切れ味が良い

ステンレス製はカーボンスチール製に比べたら切れにくいけれど錆びないという性質がありますが、逆にカーボンスチール製はステンレス製に比べて切れやすく錆びるという性質があります。

刃厚3.2mmと若干厚めでもカーボンスチール製で切れ味が良いので、薪の表面を切って簡単にフェザースティックにすることができます。

木の枝や薪以外にも野菜や魚を切ることもできますが、その場合カーボンスチール製は錆びやすいので注意が必要です。

バトニングができる

このナイフはフルタングではないですが刃厚が3.2mmとなっているのでバトニングをしても刃が曲がったり、折れるようなことがなく割ることができます。

刃厚が2.5mmでは薪を割るのに刃がブレたり、叩いた力が刃に伝わりにくいので少し向いていないです。

またフルタングではないナイフは薪に刃を入れる時には刃の根元から叩いたり、刃を当てながら薪と一緒に地面に叩くことで刃やハンドルが破損する余計な負担を減らすことができるそうです。

実際にナイフ初心者の友達が刃の先端ばかり叩いてバトニングしていたら木製のハンドルが壊れたことがありました。

カーボン素材なので研ぎやすい

ステンレス製は硬度が高いので砥石で研ぎにくく、カーボンスチール製はそれに比べたら硬度が低いので研ぎやすいです。

アウトドアでガシガシとヘビーな扱いで刃がボロボロになった時でもカーボンスチール製であれば直ぐに切れ味を取り戻すことができるので、きちんと砥石で手入れをすれば長く使えます。

気になった点

錆びやすい

カーボンスチール製はステンレス製に比べて非常に錆びやすいです。

一般的に錆と言われている赤錆は水場で使う釣りや湿気の多い場所でなりやすく、表面だけでなく内部まで腐食していきます。

こうなってしまうと刃がボロボロになり切れ味が悪く、そのうち折れてしまいます。

一方、表面にだけ酸化膜ができる黒錆ありますが、こちらは紅茶と酢で作ることで赤錆から守ることできますので、カーボンスチール製を買ったらまずはこの加工を施すのが良いです。

デザインが好みが分かれる

モーラナイフが好きな人には頭にくるかもしれませんが、初めてこのナイフを見た時の第一印象が「工作用にしか見えない。アウトドア用としてはデザインがダサイな。」と思っていました。

ですが良いんですよ、ダサくても実用的であれば。

使っていれば愛着が湧いて全く気にしなくなりますから

購入したらまずやること

カーボンスチール製なので赤錆になりやすい為、それから守るには黒錆加工をする必要があります。

他にも表面にだけ酸化膜ができる黒錆ありますが、こちらは紅茶と酢で作ることで赤錆から守ることできますので、カーボンスチール製を買ったらまずはこの加工を施すのがよいでしょう。

黒錆加工の手順を紹介した記事あるので、こちらを参考にしてみてください。

このような人にオススメ!

  • 価格が安いけどしっかりと切れるナイフが欲しい人
  • 自分でナイフを研ぐのが好きな人

関連アイテム

モーラ・ナイフ Companion Heavy Duty MG(カーボン)(3.2mm)

今回紹介したモーラ・ナイフの 「Companion Heavy Duty」 のカーボンスチール製になります。

切れ味が良いですが赤錆で腐食しやすく、黒錆加工をすることで抑えことができます。

モーラ・ナイフ Companion Heavy Duty Black (ステンレス)(3.2mm)

「Companion Heavy Duty 」のステンレス製になります。

カーボンスチール製に比べたら切れ味が多少劣りますが、赤錆に強いので手入れが楽。

モーラ・ナイフ Bushcraft Survival Black(カーボン(ブラックコーティング))(3.2mm)

シースにファイヤースターターやダイヤモンドシャープナーがセットになったブッシュクラフトやサバイバルの環境に適したフルタングのナイフ。

上級者になればこれ一本で薪割りや火起こし、住居づくり、道具づくりなどができ、過酷な自然に対応できるでしょう。

はじめから黒錆加工がされているのも嬉しいポイント。

最後に

今回モーラ・ナイフの「Companion Heavy Duty」を購入して実際にキャンプで切ったり、割ったりと試してみましたが、初心者でも使いやすい最高のナイフであると感じました。

これだけ機能面に優れていて価格も2000円台から購入できるので初心者にはオススメしたいナイフではないかと思います。

これから刃がボロボロになるまで薪や枝などをガシガシ切って、自然を遊び倒していきたいです!

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