アニメ「ゆるキャン△」やYouTuber「ヒロシ」さんの配信、またはコロナ過による密にならずに楽しめるレジャーとしてキャンプブームが到来しました。
このブームの影響で人気キャンプ場は予約が取れなかったり、新たにキャンプ場施設が増えたり、「ソログルキャンプ」や「グランピング」というジャンルの確立、機能に優れたキャンプグッズも数多く発売されるなど、キャンプ界隈を大いに盛り上げてくれたのは記憶に新しいことでしょう。
ただ2022年頃からそれまで多くの人で賑わっていたキャンプ場でも人の数が落ち着き始めて、SNSでは「キャンプブーム終了」という事が言われ始める事になりました。
一見、終了と聞くと人気がなくなりあまり良いイメージがないように感じてしまうかもしれませんが、実際は終了とまではいきませんが、人でごった返していたピーク時よりも過ごしやすい環境にはなったかと思います。
逆に考えると今からキャンプを始める、または再開するにはとても好都合だと言えます。
今回はキャンプブームは終了と言われている中で、逆に今始めた方が良い理由をこれからキャンプを始めたい初心者の方に向けて紹介していきます。
因みに日本のキャンプブームについての記事はこちら⇩
キャンプブームは終了⁈
近年に賑わっていたキャンプブームは「第二次キャンプブーム」と言われており、日本オートキャンプ協会によるとキャンプ参加人口は2019年に約850万人とピークを迎え、その後はガクンと減少して2022年には約650万人になりました。
ただ、キャンプ用品市場は逆に全体的には増加傾向にあり、2021年には1000億円まで規模を拡大させていることから、一人当たりのキャンプ用品の購買力が上がったとも言えます。
この「キャンプブーム終了」というのはただ単に参加人口が減っただけであって、キャンプ用品メーカーはまだまだ市場規模が大きい状態が続いているといった具合となっています。
ここまで参加人口が多くなったきっかけは、やはりアニメやYouTubeなどのキャンプを取り扱うメディアが多数あったことでキャンプのイメージ像を大きく変えたのが主な要因として考えられます。
その後はアニメ放送の終了やYouTubeでのマンネリ化、実際にキャンプしたギャップや人ごみの多い中での疲れなど様々な要因があって参加人口は減少傾向になったと考えられ、「キャンプブーム終了」というよりも「激増していたキャンプ人口が異常な状態」であったと言い換えた方がしっくりくるのではないかと思います。
今キャンプを始めた方が良い理由
近年キャンプ人口が減少している事は、キャンパーにとってはメリットしかないです。
その為、これからキャンプを始めたい初心者の方やブームがピークだった頃に思うように自分のキャンプができなかった方が再開するにはピッタリな環境だと思いますので、その理由を紹介していきます。
キャンプ場が空いている
まず何と言ってもキャンプ場が空いていることが1番キャンパーによってメリットではないかと思います。
人が混んでいてはトラブルの種が多すぎるし、せっかくの休日を楽しくない・疲れただけのキャンプにしたくないはずです。
ブームが過ぎればいつでも予約が取れて、フリーサイトでは隣の人との距離を確保はできるし、静かな環境で自然を感じられ、自分の理想的なキャンプを存分に楽しめます。
人気アイテムが入手しやすい
ブームが起きている際には、アニメやYouTube、テレビ番組などのメディアでキャンプアイテムが紹介されると多くの人は、購買意欲が高まりこぞって購入に至るケースがあります。
そうなると人気アイテムは売り切れ続出でなかなか入手することが困難になり、在庫があってもプレミア価格で通常よりも割高になることもしばしば。
ブームが過ぎた後にはこれまで人気だったアイテムも在庫数の安定や価格も定価にまで下がるので入手が容易になります。
また、需要がなくなり次第廃版になるアイテムもよくあるので、ゲットするならブームが落ち着いて間もない今がチャンスだと思います。
モチベーションが維持しやすい
ブーム起こっていた以前はせっかくの休みの日にキャンプ場に行こうと思っても、人が多いから「ゆっくりできない」「予約が取れない」「ゴミが散乱している」などの気持ちが萎える事が多かったと思います。
ブームが過ぎた後は基本的には以前よりも人が空いていることが多いので、トラブルなどのストレスで気持ちが萎えることはありません。
キャンプに行く度に「キャンプ最高！」「次もキャンプがしたい！」というモチベーションを維持したまま続けられるのは実は結構大切なことなのです。
最後に
キャンプブームは終了とまではいきませんが、以前よりも人の数が落ち着いてきたのは明白です。
今まで人が混みすぎてキャンプを始めるのを躊躇していた方や、やってはいたけど一旦辞めてしまった方にはまさに今絶好のチャンス！
ソロで焚き火を見つめたりしても良し、グループで料理を摘まみながら談笑するも良し、思い思いに自分なりのキャンプを過ごしましょう。
