近年、自然災害が猛威を振るい私達の生活に大きな影響を与えています。特に記憶にも新しい2024年1月1日に起きた能登半島地震には生活の生命線と言える道路、電気、水道、ガスなどのインフラ設備がほとんど破壊され、支援物資が届くにも時間がかかり、その間は自分達で何とかするしかありませんでした。
そのような未曽有の大災害が起きた時の事を想定して、自分の身は自分で守る為の備えをしておく必要が求められます。
その中でも水は優先順位が高く、水を一滴も取らなければせいぜい4〜5日で命を落としてしまうので、生命を維持するためにはなるべく早く入手すべきものとなります。
被災地にようやく給水車が来ても長打の列の中1人当たりの水の量には限りがあり、満足に貰えないこともあるでしょう。一番効率的な確保の方法は現地にある水を使うことですが、自然にある水はさまざまな有害物質や細菌が潜んでいる可能性があり、そのまま使用するには危険があります。
そこで、携帯浄水器を使うことで衛生的で綺麗な水を長期間確保することが可能になるのです。
今回「メリショー・ジャパン株式会社」様とご縁があって「電動式携帯浄水器GS-2801」を入手しました。
結論としては、350ml缶サイズで携帯性抜群!電動なので楽に衛生的な水を確保できます!しかも味も臭くなくしっかり飲める!
それでは実際に使ってみたレビューをしていきますので、電動式携帯浄水器GS-2801の購入を考えている方は是非参考にしていただければ幸いです。
本記事は「メリショー・ジャパン株式会社」様より商品を提供していただき作成したものです。偏った感想ではなく、正直な感想を述べていますのでご安心ください。
「電動式携帯浄水器GS-2801」のスペック
メーカー(ブランド名) | メリショー・ジャパン株式会社(Greeshow) |
機種品番 | GS-2801 |
入力電源 | DC5V/1A(USB-C) |
電源仕様 | リチウムイオン(2800mAh,3.7V) |
フィルターのろ過性能 | 0.01µm |
ろ材の取換時期 | 1000L |
ろ過流量 | 500~600ml/分 |
カートリッジの構成 | 5層ろ過:4層(内臓フィルター)、1層(外付けフィルター) |
本体重さ | 350g |
本体サイズ | 165×107×53mm |
作動温度 | 5~40℃ |
充電時間 | 2時間 |
この電動式携帯浄水器は「TBS冒険少年・脱出島」という番組で紹介されたことがあるそうです。
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「電動式携帯浄水器GS-2801」の特徴
世界初の電動式携帯浄水器(最大180分連続稼働)
従来の浄水フィルターだけを利用した浄水ボトルや乾電池を使った浄水デバイスと違い、これは世界で初めて製品化された「リチウム電池駆動」の電動式携帯浄水器です。
Greeshow GS-2801は2800mAhの大容量内蔵リチウム電池を搭載し、USB₋Cケーブルで簡単充電、満充電で180分の連続稼働が可能。
5段階浄水システム(細菌除去率99.99999%)
最新技術を採用したGS-2801モデルは、5段階の浄水プロセス(ウルトラプレフィルター、KDFフィルター、高品質活性炭、PPコットン、内蔵ウルトラフィルター)を組み合わせ、0.01ミクロンの微細フィルターで99.9999%の細菌を除去。持続可能で経済的な飲用水を提供します。
厚生労働省水質検査適合品
厚生労働省の水質基準に基づいた厳しい検査をクリア。専門家も推奨する信頼の品質で、安心して使用できるクリアな飲料水を提供します。
超軽量で持ち運びしやすい
重さ350gのコンパクト設計で、専用収納袋付き。アウトドアや災害時の持ち運びがしやすいです。
「電動式携帯浄水器GS-2801」本体の外観
化粧箱は黒くシックなデザインです。
側面にはスペック表が記載されています。ただし、上から3番目のろ過流量が350~700ml/分と記載されており、説明書に記載された500~600ml/分とは大きく違いがあります。おそらく箱の方が間違いではないかと思います。
商品内容は以下の通りです。画像に各アイテムの番号を割り当てています。
本体(内蔵フィルター含む)のサイズは165×107×53mmでおおよそ350ml缶くらいの大きさです。
電動タイプの浄水器だからもっと大きくて重いものだと思っていましたが、実際には非常にコンパクトだなという印象。
本体上部には浄水ボタン、LEDライトボタン、充電残量インジケーター、USB-C充電口、吐出口
また、上部のキャップを取り外すと中にある内臓フィルターが挿入されています。
本体下部には吸水口が備わっています。
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「電動式携帯浄水器GS-2801」を使用してみた
準備
本体のバッテリー残量がない場合充電します。家庭用充電器DC5V/1A以上のUSBポート等から充電できます。
本製品のUSB-C充電口にUSB-Cケーブルを差し込みます。
充電中はインジケーターランプが点滅し、完全に充電されると4つのインジケーターランプが点滅します。残量0の状態から約2時間で充電が完了します。(ACアダプターの出力によって充電時間が異なります)
本体の給水口に吸水用チューブ(黒)の一端を差し込みます。
次に浮きを吸水用チューブ(黒)に差し込み、その後にチューブと外付けフィルターを接続します。
吐出用チューブ(透明)を本体の吐出口に差し込みます。
チューブのもう一端にホース用クリップを取り付け、ろ過した水を溜めたい容器(ペットボトルなど)の口を付属のホース用クリップで固定します。
組み立てを完了するとこのような感じになります。
持ち運ぶ際は付属の収納袋に本体だけでなく、フィルターやチューブといった先ほどの組み立てに必要なアイテムが全て収納可能です。
さらにカラビナ付きなので、ベルトやリュックに引っかけられます。
原水の選定
次に原水(浄水処理を行う前の水)を探します。
私が今回利用したのは近場を流れている川です。前日の雨で少し濁っていますが、水鳥や亀も住んでいる川なので万が一体調不良が起きても大事にはならないと思います。
また、汲み取りを行う足場もスペースが確保されているので危険ではないのでこちらを利用することに決めました。
浄水
浄化したい原水に外付けフィルターを入れます。外付けフィルターが水面に浮くので好みに合わせてチューブの長さ(1m)を調整します。
因みに浮きをチューブに取り付けていない場合で原水に入れるとそのまま沈んでいきます。底にある泥などを吸い込んでしまい詰まりの原因になるので、浮きは必ず付けておいた方が良いです。
浄水ボタンを押すと電源が入り、ポンプが作動し始めます。
ポンプ内の空域の排出後(5~10秒)、ろ過された澄んだ水が吐出口から流れ、チューブを通って用意した容器に溜まっていきます。
特に問題はないのですがうっかりホース用クリップで固定するのを忘れていました。
ろ過した水を見てみます。
水道水と遜色ないくらいに透明度が高く、元の川の水と比べてみても不純物が全く見当たらないのがわかります。
ろ過した水を飲んでみた
浄水器でろ過した水を飲んでみました。
飲んだ感想としては本当にこの川の水なのかと疑ってしまうくらいに、味は全く臭みや苦みを感じませんでした。
その後時間が経過してもお腹を下すといったこともなく、飲用水として問題なく利用できるレベルです。
ろ過流量
ろ過流量はスペック表には500~600ml/分と記載があります。
実際に500mlが満杯になるまでの時間を計測してみました。結果は1回目のろ過流量は500ml/62秒でした。
ただ、1回目の使用時にはフィルター内やチューブ内に空気が入っているので、空気を出し切って水が出るまでタイムラグがあります。私の場合6秒ほどかかりました。
なので、空気がない状態である2回目以降のろ過流量は500ml/約56秒になります。
おおよそスペック表の記載と同じということがわかりました。
使用後のメンテナンス方法
メンテナンス前には必ず電源を切って、充電器からUSBケーブルを抜きます。
フィルターとチューブを付属品を綺麗な水ですすぎます。(フィルターの洗浄方法は後述にて記載)
フィルターとチューブの水を取り除きます。
外付けフィルターと内臓フィルターは別々のビニール袋などに入れて冷蔵保存します。
因みに内臓フィルターをより清潔にメンテナンスする場合、飲料水専用の二酸化塩素の発泡性タブレット(別途購入)というものもあるそうです。
フィルターの洗浄方法(逆流)
使用後のメンテナンス時におけるフィルターの洗浄は以下の通りです。
外付けフィルターの洗浄
外付けフィルターの洗浄及び吸水用チューブは本体から取り外します。
浄水器本体の口に取り付けたチューブに、外付けフィルターを接続。
本製品で作った綺麗な水を水源として、逆流させて洗浄。
内臓フィルターの洗浄
本製品で作った浄水を別途用意た容器に溜めます。
電源OFF状態で、内臓フィルターを取り外し、作った浄水の容器にフィルター部分をつけて水中で細かく振りながら洗浄。※浸ける時は、吐水口は浸けないように注意してください。
ライトの明るさ
ライト機能が付いているのでどれくらいの明るさか試してみたところ、2m先の手元がかろうじて見える程度でした。
この明るさであるならば、浄水器のライト単体で池や川に行って作業するのは難しいので、もう一つ周囲を照らせるライトを持って行った方が良いですね。
その他注意事項
良かったポイント
電動なので浄水が楽ちん
私は別に手動の浄水器を所有していますが、容器を圧迫させてその空気の押し出しで水をフィルターに通してろ過させないといけません。これが地味な作業ですが非常に握力を使い大変な思いをしています。しかも出てくる水はチョロチョロしか出ないので時間もかかります。
今回使用したGS-2801は世界初の電動式携帯浄水器ということで、ボタンを押すだけで楽に素早く大量に浄水をすることができるので、体力を使うことはなく、女性、子供、お年寄りでも誰でも簡単に使用できるのはとても良いと思いました。
さらにチューブを伸ばせば水源から最大1メートル離れた場所から、リチウムバッテリー駆動で自動で取水が出来るので、非常に便利な上に安全です。
ろ過性能が高い(水が美味しい)
5段階浄水システムを採用し99.9999%の細菌やウィルス、汚れを除去できるほどのろ過性能の高さが素晴らしく、そこら辺から汲み取った濁った水を綺麗な透明の水として使えるので、災害時には飲み水や洗いものをするのに役立つと思います。
また味も臭みや苦みもなくて全然嫌な感じがしませんでした。
寧ろ普通に美味しかったので、それくらい違和感なく飲むことができます。
携帯性に優れている
本体サイズは165×107×53mmの350ml缶とだいたい同じくらいの大きさであり、重さも350gと軽量なので片手でも簡単に使用できます。
また、付属の収納袋には本体だけでなく浄水に必要なチューブやフィルターをまとめて収納できるのもGOOD。カラビナが付いているのでベルトやリュックに掛けられるので、アウトドア場面に持ち運ぶにも便利です。
いまいちなポイント
外付けフィルターが大きい
外付けフィルターが大きいのでペットボトルなどの口径が小さい容器ではサイズ的に入りません。原水を持ち運んでから浄水する場合は口径が大きく、底も深い容器に入れる必要がでてきます。
そこまで汚れているような水でなければペットボトルでも外付けフィルターなしのチューブのみで使うことはできそうですが、本来の正しい使用方法ではないので自己責任となるでしょう。
本体が倒れやすく水中に落ちそうになる
実際に川で使用している最中に倒れてしまって、危うく川に落ちてしまいそうな場面がありました。
サイズが350ml缶とほぼ同じサイズで軽量となると地面に設置した際にちょっとしたことでバランスを崩しやすいということになります。
さらにアウトドアのフィールドでは基本的に地面は凹凸があり不安定なので、より倒れやすい条件ができてしまいます。
決して高くない価格なので、水中に落として壊してしまったり、そのまま流されて回収不可能になってしまえばテンション下がってしまいそうです。
特に災害時の緊急性のある場合には死活問題になりかねないと思います。
なので倒れないようにスタンドを自作するか、別途購入でもよいので開発してくれると嬉しいですね。
メンテナンス数が多い
電動式なので手動式と比べた場合どうしてもフィルターやチューブといったアイテムが多くなり、その都度カビたりしないようにひとつひとつしっかりと乾かしてあげる必要があります。
このような人にオススメ!
- 電動式で楽に浄水したい人(力を使いたくない)
- 緊急時でもろ過性能が高く、衛生的な水を確保したい人
- 350ml缶サイズの携帯性に優れた浄水器が欲しい人
他にも嬉しいサービス付き⇩
- 安心アフターサポート:GreeShow携帯浄水器には、1年間のメーカー保証付きです。
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最後に
いざ災害が起きた時に現地の水を飲み水として使うことができる浄水器。
だけど極限の状態だからこそ、生活に必要な大量の水を頑張って手動でろ過するのは体力を使ってしんどいですが、電動式ならば力のない人でも簡単で楽に綺麗な水を確保できます。
これ一台あれば自分だけでなく、家族などの周りの大切な人達を災害の脅威から守るのにきっと役立つはずです。
今回私は実際に使ってみてメリットによる恩恵がとても大きいと感じる商品だったので、災害に備えてあった方が良いなと思いました。
この記事を見て興味が出たという人は是非手に取ってみてはいかがでしょうか。