こんにちは、ロストマン(@the_lost_man77)です。
寝袋(シュラフ)はキャンプで快適に眠るには欠かせない重要なアイテムです。寝袋の基本的な機能や作りがわからない人にはどのような選び方をして購入すれば良いのか迷う所です。
この最適な寝袋を選ぶことでキャンプの快適度に雲泥の差が出てきてしまいます。
今回は失敗しない、最適な寝袋を選ぶ6つのポイントを紹介したいと思います。
寝袋を選ぶ6つのポイント
寝袋を選ぶ6つのポイントは以下の通りとなっています。
1.寝袋の形状で選ぶ
2.中綿の種類で選ぶ
3.使用できる温度を選ぶ
4.ジッパーの位置で選ぶ
5.収納サイズで選ぶ
6.価格で選ぶ
先に「どの季節にどのような移動手段でキャンプがしたい」のかを明確にしてから決めると、これらのポイントで何を選ぶべきかがわかってきますよ
1.寝袋の形状で選ぶ
封筒型
マミー型
寝袋の形状は、大まかに分けて封筒型とマミー型の2種類になります。
●封筒型
封筒型は長方形の形状した寝袋で気密性が低く、ゆとりがあるので寝返りがしやすいです。また、薄手のなので春や夏の比較的暖かい時期に使うのが良いです。比較的安価な物が多いです。
●マミー型
マミー型はミイラの入っている棺のような形状で、気密性が高く、ピッタリと密着して保温性に優れています。秋や冬の寒い時期に使うのが良いです。封筒型に比べてマミー型は、コンパクトに収納できるのでリュックに入れて持ち運びやすいです。
形状 | 封筒型 | マミー型 |
気密性 | 低い | 高い |
推奨シーズン | 春,夏 | 秋,冬 |
2.中綿の種類で選ぶ
化学繊維
ダウン
寝袋の中に入っている綿には化学繊維とダウンの2種類あります。
●化学繊維
安価で水に濡れても乾きやすい上、洗濯しても保温性が低下しにくいので手入れが簡単です。しかし、ダウンよりもかさ張りやすく収納性は劣り、保温性も低いです
●ダウン
保温性が高く、空気が多く入りやすいのでふかふかした寝心地があります。さらにコンパクトに収納しやすいのが特徴です。しかし、乾きにくいので手入れを怠るとカビが生えるので注意が必要です。
綿の種類 | 化繊素材 | ダウン素材 |
価格 | 安い | 高い |
洗濯 | 可 | 不可 |
保温性 | 低い | 高い |
3.使用できる温度で選ぶ
寝袋には使用できる温度が設定されており、「快適使用温度」と「限界使用温度」があります。それらは寝袋によってそれぞれ違いがあり、季節や場所の環境によって使い分ける必要があります。
●快適使用温度
快適温度とは寝袋を使用して、安心して暖かく眠れる温度です。
●限界使用温度
限界使用温度とは寝袋を使用して、寒さは感じるけれどギリギリ眠れる温度で工夫をしないと暖かく眠れません。寝袋を選ぶ際にここが一番重要視する点で、夏用は5~10℃、3シーズン用はー5~5℃、冬用は-10℃以下のものを選ぶのが良いです。また安物の寝袋は実際に記載してある設定温度よりも+10℃の誤差が生じる場合があるので注意が必要です。
4.ジッパーの位置で選ぶ
ジッパーには右と左の位置のタイプがあります。外国のブランドのものは左ジッパーで日本ブランドのものは右ジッパーが多いようです。
基本的には利き腕と反対のジッパーが開け閉めが楽で良いとされていますが、どちらが使いやすいかは一度店舗で確認してみましょう。
5.収納サイズで選ぶ
収納サイズはバックパックのキャンプや登山、自転車やバイクの持って移動する場面でとても重要なポイントです。寝袋は収納の多くの割合を占めるので小さければその分、他の物を多く入れられて持ち運びも楽になります。
コンパクトに収納できる寝袋を選ぶのであれば、圧縮性の高いダウンを選ぶと良いでしょう。
6.価格で選ぶ
寝袋の価格ですが、安価な1.5万円以下のものから高価な5万~10万円のものまで、その価格帯は幅広いです。
●安価な1.5万円以下の寝袋
安価な寝袋は中綿が化学繊維で収納性が低く、実際の限界使用温度より高めに設定されていることが多いので冬場に使うにはシュラフカバーや着こむといった工夫が必要になってきます。とりあえずキャンプを始めてみたい方はこちらをオススメです。
●高価な5万~10万円の寝袋
高価な寝袋は中綿がダウンで収納性が高く、限界使用温度もマイナスの極寒地に対応したものになっています。本格的な冬キャンプをしたい方はこちらが
最後に
寝袋はキャンプをする上で必須アイテムで、季節や場所の環境によって形状や中綿の種類で使用できる温度が変わってきますし、開け閉めが気になるジッパー位置や持ち運びが楽になる収納性、安価なものや高価なものまで実に多種多様な寝袋があります。
まず選ぶ際には自分が「どの季節にどのような移動手段でキャンプがしたい」のかを明確にしてから決めると、これらのポイントで何を選ぶべきかがわかってくると思います。
自分に合った寝袋を見つけて、快適な睡眠ができるように探してみて下さいね。